洗濯は『お湯』がいいって本当? 事実に「マジか」「危ないところだった」
特に指示がない場合は、お湯を使う必要はありません。
洗濯機で使えるお湯に、温度の目安があるということを知らない人も多かったのではないでしょうか。あらためて、手元の取扱説明書を確認しておきましょう。
なぜ50℃以下なのか
※写真はイメージ
頑丈にできている洗濯機ですが、熱いお湯に対してはそれほど強くないようです。50℃以下に設定されているのは、洗濯機の故障を考えてのことでした。
洗濯機はさまざまなパーツで作られています。そのパーツの中には『ゴム』『プラスチック』など、熱湯をかけると変質してしまうものもあります。
例えばゴムの場合、種類によっては60℃で劣化が始まります。
プラスチックもやはり種類によりますが、中には85℃で劣化してしまうものもあるそうです。ゴムもプラスチックも、思ったより低い温度で劣化が始まるため、日本電機工業会の『50℃以下』という解説に納得できるのではないでしょうか。
「給湯器のお湯なら平気なのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、そちらもおすすめできません。
給湯器のお湯は確かに適温にコントロールできますが、給湯時、瞬間的に50℃以上になることがあるためです。