2021年8月2日 11:49
『ホチキス』『ホッチキス』『ステープラー』どれが正式名称? 意外と知らない豆知識
2016年、ホッチキスの針のパッケージ裏に書かれた一文が反響を呼びました。
それがこちら。
この「ホッチキスの針がついたままでも古紙の再生紙工程で支障がない」という一文が、SNSで話題になったことを覚えている方も多いでしょう。
ホッチキスの針、パッケージ裏に書かれた一文に「あの苦労は何だったの?」
あれから5年経った2021年。コロナ禍で在宅ワークが増えてもなおホッチキスはデスクワークに欠かせない文具の1つとして重宝されています。
そこで、知っているようで知らないホッチキスについて、ホッチキスの最大手『マックス株式会社』の広報にお聞きしました。
『ホッチキス』の正式名称は?
まずは『ホッチキス』という名前。実は日本でしか通じないことはご存知ですか。海外では、同じ文具を『ステープラー』や『クチトリッチ』と呼ぶため、『ホッチキス』では通じないのです。
ではなぜ日本では『ホッチキス』と呼ばれるようになったのでしょう。
それは、初めて販売されたホッチキスに由来するといわれています。
『ホッチキス』が初めて日本で販売されたのは明治36年(1903年)。アメリカから輸入されたE・H・HOTCHIKISS社製で、そのボディには『HOTCHIKISS No.1』とブランドと形式が刻印されていたそうです。