2016年8月17日 11:00
教師を目指す大学生のために 「学校インターンシップ」をまとめてみた
そこで、学校インターンシップの導入により、授業以外の部活動や行事、また事務作業などの活動の場に早くから触れることで、教員の質向上につなげる考えなのだといいます。
また、教育実習は教職に就く者の義務ですが、学校インターンシップは一般企業と同じで任意です。必ず行わなければいけない、というわけではありません。
既に『学校インターンシップ』などの名称で導入している大学もありますが、受け入れ態勢などを整える必要もあり、今後どのような形で定まるか注目が集まっています。
■もしかしたら企業でも?
近年、精神疾患で休職・退職する教師の割合が増加傾向にあります。他の職業と比べても、教師は「離職率が非常に高い職業」と言われている背景には、過酷な労働環境や生徒たちとのすれ違いなどがあるのかもしれません。
高い志を持って教師という職に就くも、「こんなはずじゃなかったのに……」と理想と現実の違いに苦しみ、職を辞さざるを得ない、なんてことになってしまっては悲しいですよね。学校インターンシップの導入により、自らの適性を上手に見直す機会が与えられるのは、教師だけでなく、生徒・学校それぞれにもメリットが生まれそうです。