【最高の家づくり】vol.4 あたたかみのあるコンテンポラリーな家(ビームス・東谷弥生さん邸)
それは、みなさん自分の家に誇りを持っているから。そんな暮らしに憧れがありました」
部屋のインテリアは、窓の外から見ても画になるように空間に合う好きな家具をひとつひとつ慎重に選んでいる。ヴィンテージもモダンもすんなりと馴染むコンテンポラリーな空間を意識して、クールなモルタルの壁をベースとした部屋には、あたたかみのある北欧のヴィンテージ家具や、モロッカンラグを配置。あえて対照的なイメージを溶け込ませることで互いのよさを上手に引き立たせている。「ものは置きすぎずに、すっきりとクールに見せながら、のびのびとリラックスできる空間づくりを意識しています」
周りに大きな建物もない東谷さん邸は、夜になると真っ暗になる。だが、照明はあえて控えめにしているそう。「これも北欧の暮らしから学んだ、リラックスアイディア。やさしい光のなか、リビングで家族一緒にごろごろするのが至福のひとときです」
子どもの絵本は、ロンドンの雑貨店〈LABOUR AND WAIT〉のラックに収納。
ここは子猫の遊び場としても活躍。
「朝起きてベランダに出ると、うぐいすの声がよく聞こえます。四季折々の景色を楽しめるのも最高です」。