【最高の家づくり】vol.6 仕切りがあいまいな家(建築家・中村俊哉さん、藤井 愛さん邸)
と、愛さん。その施主からのオーダーはというと実はほとんどなく、夫の俊哉さんが相手の好みを熟知していたことから、ほぼお任せ状態でつくることができたそう。
約5mの吹き抜け空間には、中央に階段を走らせ、2階と3階へ一直線に登れる仕様。壁がない分、2階で仕事をしていても下の様子がわかる。また、土間から小上がりに設計されたリビングの壁には一面の大きな窓が。隣にはマンションが建つものの、間に小さな庭を配することで、自然光のなかで緑を楽しめる半屋外的なリビングに仕上がった。他にも、砂入りの漆喰壁、玄関からキッチンに広がる土間、段差のない玄関など、どこかあいまいで完成されていない空気感が、リラックスできる住まいへ導くポイントかもしれない。
約5mの天高に合わせてカーテンをつくったという愛さん。
コットンオーガンジーを二重にすることで適度な採光を取り入れつつ、リビングの様子は外から見えないように上手く遮ってくれる。
2階からは1階のリビングの様子が一目瞭然。
「生まれたばかりの娘が寝ている姿もすぐ確認できるため、安心して家事や仕事を進められます」
キッチンはダイニングを見渡せるアイランドキッチンに。