小野リサ ボサノヴァの女王が明かした3人の子供との子育て秘話
ですから、世の中のお母さんたちを、本当にすごいとも思いましたね」
そんな母親になっての幾多の体験があって、あの『いのちの歌』での情感のこもった歌唱につながっているのだ。7年前には、3人の子を自分の手で育てていくという“人生の選択”もした。
「いまは、自分自身はまず早寝早起きを心がけ、同居する母、近くに住む妹にも助けてもらって、母親業と歌手を両立させています」
母親の和子さん(82)は、娘が音楽を追究する姿をずっと見守り、いまは子育てを支える。
「リサは、中学生のときには、ギターを習うために、慕っていた女性奏者のいた九州まで、1人で通った子。そんな頑張り屋ですから、いまは子育ても、子ども3人で3倍、奮闘しています。私は陰でできることをするだけです」
妹の里笑さん(51)は、先日のリサさんの香港公演のときも、泊りがけで姉の自宅を訪れている。
「母も80過ぎて高齢ですからね、私はあくまでもヘルプ。でも、行くと3人のやんちゃ盛りの子どもたちのボスザルになります(笑)。
姉は、なんでも一生懸命。私なんか、お兄ちゃんたちのお昼には『学食でパンでも買って』とお金を渡しますが、姉はちゃんと早起きして、お弁当を作っている。