地方ほど捕まりやすい!? 1位島根県の凶悪事件検挙率は136%
小数点第3位以下は切り捨て。捜査対象となった事件数(認知件数)を検挙件数で割った数。1位から9位は過去の犯罪を検挙することなどで、検挙件数が認知件数を上回る。
ランキングにあるように、殺人、放火、強盗犯などを含めた凶悪犯の検挙率は、ワースト7県を除いて、80%を超える。
「凶悪犯は件数が少ないので、その年によって、検挙率は大きく変動します」(小川さん)
検挙率が100%を超えるのは、前年以前に未解決だった事件が解決するなど、検挙数が調査した年の認知件数を上回るため。
「殺人の大部分は親族や、顔見知りによるもの。そのため特に地域のつながりが強い地方では犯人を割り出しやすいですが、人が多く近所付合いが希薄な都心部ではそうはいかなくなるし、行きずりの犯人ともなると、捜査は非常に難しくなります」(小川さん)
最近では「紀州のドン・ファン」といわれた資産家の不審死事件の真相が、いまだやぶの中。
「’96年の柴又女子大生放火殺人事件は、被害者のご両親に何度もお会いしているので、印象に残っています。
’99年に富士市で起きたタクシー強盗殺人事件は、被害者の奥さまと一緒に現場に行きました。