神道と仏教、宗教違うのになぜお守りの形同じ?専門家が解説
これにより神仏からのご利益が得られるというものだ。
「入れ物は似ていても中身のお札はそれぞれ別物。お参りが一般化するにつれて、かわいい袋に入れればより売れる、ということで似たような入れ物になったのでは」
ちなみに、複数の寺社のお守りを持っていても、神仏に対して失礼に当たるという考え方はないのでOK。
■同じご神体のはずなのに神社によってご利益が違うのはなぜ?
たとえば同じ「宗像三女神」を祭る神社でも、嚴島神社では「交通安全」のご利益が有名なのに対し、江島神社では「芸道上達」のご利益がよく知られている。
「神様にまつわる物語のほか、神社の由緒なども絡み合い、ご利益の打ち出し方が違ってきているのだと思います。ご利益の由来を知ることでより楽しめるようになりますよ」
■ペットを連れてお参りしてもいいの?
神道では古来、女性と同様に動物も穢れと見なしたため、動物連れでの参拝を禁ずる神社が多い。
「境内でペットが粗相をしたり、建物を破損する恐れもあるため、動物は連れていかないほうが無難でしょう。ただし、近年ではペットのご祈祷をしてくれる神社もあるので、ペット連れの参拝を希望する人は、事前にペット可のところを探してみては」