くらし情報『1200万円で希少なヤギを撃ち殺したトロフィーハンターに非難』

2019年2月13日 18:03

1200万円で希少なヤギを撃ち殺したトロフィーハンターに非難

マーコールの一種(写真:Ardea/アフロ)

マーコールの一種(写真:Ardea/アフロ)



欧米では野生動物を、まるでスポーツのように撃ち殺すことを楽しむ「トロフィーハンター」と呼ばれる人々がいる。立派なライオンやキリンを殺し、その首をトロフィーのように掲げ記念写真を撮るハンターたちは、動物保護団体のみならず、世界中から非難を集めている。

ワシントン・ポストによると、米国人ハンター、ブライアン・キンゼル・ハーランが“野生ヤギの王様”と呼ばれる希少なアストール・マーコールと写った写真がパキスタンの新聞に掲載された。生きているように見えるマーコールは、ハーランの手により既に命を落としている。彼が“獲物”をペチペチ叩きながら「仕留めるのは簡単だったよ。こんな戦利品をゲットできて嬉しいね」と満面の笑みで語っている動画がTwitterなどで拡がり、物議を醸している。

パキスタン政府は、2011年に地元民によるヤギの狩猟を禁じた。しかし、観光客は“コミュニティ保護地域”内に限って1シーズンあたり12頭のオスのヤギを狩ることが許可されている。
この一見不可解な取り決めには、観光客がガイド料などを含めた「狩猟料金」として払う金を貧しい住民に分配し、密猟を防ぐ目的があるのだという。

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