「誘ってばかりで誘われない人」が人間関係をよくする方法
つまり、友達が多くてみんなから好かれる人は、集団の中で価値があるという構図ができあがっていて、最近はSNSの普及により、さらにクローズアップされているように思います。その、好かれていることのバロメーターとして、『誘われる側が上』で『誘う側が下』という暗黙の了解のような価値観は確かに存在し、蔓延していると感じますね」(塚越さん)
塚越さんがカテゴリー化する「誘われる人」「誘う人」のタイプは大きく分けて、「誘い誘われる人」「誘ってばかりで誘われない人」「誘わないけど誘われる人」「誘えないし誘われない人」の4つ。
悩む人が多いのはもちろん、「誘ってばかりで誘われない」「誘えないし誘われない」の2タイプだ。ここでは、「誘ってばかりで誘われない」人のエピソードを例に、塚越さんが解決法を教えてくれた。
■誘うのをやめたら、見事に誰からも誘われなくなって……(58歳・主婦・独立済みの子どもあり)
ある日、気づいてしまったんです。「あれ、私ばかりが誘っている」って。思い返せば、友人たちにはみんな、私から声をかけて会っていました。そのたび「また会おう」と盛り上がるけれど、私以外の誰かが動いて“次”が実現したためしはなく……。