くらし情報『山本太郎氏 本誌に明かす「日本に潜む貧困」への問題意識』

山本太郎氏 本誌に明かす「日本に潜む貧困」への問題意識

地方に行けば、『賃金が安すぎる、人がどんどん都会に出ていく』と。とにかく、ひろく貧困問題という意味では日本中、当事者だらけだと痛感しました」

山本代表によると、最新の国民生活基礎調査で57.7%が「生活が苦しい」と解答しているという。

本気で政権交代を狙うのは、「格差を是正し、弱い立場の人を救うのが政治の役割」だと思うから。

「一刻も早い政権交代を考えたとき、うちだけですぐにやるのはむずかしい。まずはほかの野党と手を組む必要があるのかな、と」

しかし、野党には消費税を重要な財源と考えている人も多い。

「最低でも消費税5%。これで手を結べるならやっていこうと」

山本代表は、安倍政権に野党が勝てなかったのは、ちゃんとした経済政策を打ち出せなかったからだと考えている。

「『野党が政権を握ったら、ますます生活が苦しくなりそう』と思う人が多いのでは。
20年以上デフレが続いているのに、これまでの野党は『財政再建します』と言ってきたわけだから。増税する、と言っているのと同じなんです。これでは勝てるわけがありません」

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