江原啓之が女性に贈る「性の悩みをポジティブに捉える魔法」
江原さんは編集部に寄せられた手紙を丁寧に読んだうえで、それらの悩みの根源を次の3つに分類してくれた。
【1】「愛」の悩み
まず、「この年になって」と、自分でもあきれるような激しい恋愛感情に戸惑うケース。
「この悩みの根底にあるのは、もっと愛と深く向き合いたいという欲求。要するに、それまでの人生における『愛の欠如』が関与しています。背景には、母親役ばかりして、恋愛をしてこなかった、あるいは自分を愛するだけで、相手を真に愛することをしてこなかった、という後悔があります。自己愛の強さも問題となります」
【2】「ホルモン」の悩み
2つ目は、「自分でも不思議なくらい急に性欲が高まってきた」「好奇心が湧いてきて戸惑っている」という人たち。
「これは決して恥ずかしいことではありません。更年期の影響などにより、『ホルモン』が関与していることも多く、生理的現象ととらえて対処してもいいケースです」
【3】「バーチャル」の悩み
3つ目は、バーチャルな世界観に支配されているタイプ。
これらについて「極めて現代的な悩み」だと江原さんは言う。
「今は女性向けのアダルトビデオやインターネットなどで性に関する情報が氾濫しています。