片付け脳“思考系”衰えた人はメニューを瞬時に決める特訓を
「片づけとは、物を動かしたり、元に戻したり、並べ替えたりすることを指しますが、脳が物事を処理する能力とほぼ同じ働きです。技術の発展に伴い、私たちの生活はどんどん便利になりましたが、一方で、生活がパターン化し、脳の使われる部分が限定され、使われなくなった部分は衰えています。その結果、一人ひとりの処理能力のクセ(得手不得手)が、片づけにも影響しているのです」
脳内科医の加藤俊徳先生はこう話す。著書『部屋も頭もスッキリする!片づけ脳』(自由国民社)の中では、脳の持つ働きを部位別に明確にし、8つの脳タイプに分類している。ここではそのうち「思考系」脳をピックアップ。「思考系」脳がうまく使えていないとなぜ部屋を片づけられないのか、さらにはそのトレーニング法も紹介。まずは、次のチェックリストを。多くチェックがついていたら、あなたがきたえるべきは「思考系」脳だ。
□つい、大人買いしてしまう
□最近、寝つきが悪い
□いるものといらないものを分別するのが下手
□イライラすると甘いものを食べたりお酒を飲んだりしがち
□行動より先に口が出てしまう
前頭葉の前側にあり、判断力をつかさどる「思考系」脳。ここが衰えると、「主体的に決める」