2019年10月24日 13:07
松本白鸚支えた妻の一言「ラ・マンチャの男」1300回快挙へ
歌舞伎の芸は全て真似て覚えるものだといい、『だからブロードウェイで上演できたんだ!』と豪語していました」(劇場関係者)
還暦で1,000回、古希で1,200回を達成するなど松本の人生に深く結びついている同作。それを支えてきたのは妻だった。
16年3月、本誌に登場した松本は歌舞伎にミュージカルに大忙しの日々について「稽古やセリフを覚えていると、あっという間に時間がたってしまって夜が明けちゃうんですね」「翌日の劇場入りが朝早いと、寝なくちゃならない。『あと4時間くらいあったらなぁ』と思うんですよ」と明かしていた。
そんな松本に対して妻は「それがあなたに合ってるんじゃない?」と一言。いっぽうで「『1つの目標に2人で進んでいくのが好きだ』と言っているんですね」と妻の本心について松本は明かしていた。
「ラ・マンチャの男」を幾度も上演してきた松本。「そのこと自体はうれしいし自分の誇り」と前置きしながらも、こんな“反省の日々”についても明かしている。
「『その中にベストの舞台がいくつあったかな』と反省ばかりしています。舞台はお客様と役者とで作っていくもの。両者が盛り上がる瞬間は『あぁ役者をやっていてよかったなぁ』と心底思うのですが、そういう瞬間はほとんどない」