くらし情報『『スカーレット』三林京子が明かす“リアル大久保さん”ぶり』

『スカーレット』三林京子が明かす“リアル大久保さん”ぶり

こうして当初、しかたなしに選んだ道が「女優」だった。

「『ほな、芝居やりたい』と言ったら、父が『誰かに弟子入りするんやったらええ』と。そして『誰がええ?』と聞かれて、私は『山田五十鈴がええ』と。子どものくせにほんま、偉そうにね(笑)」

東京で暮らす名女優のもとへ、父と頭を下げに行くと「私は弟子をとりません、でも遊びにいらっしゃい」と言ってもらえた。児童劇団を卒団した中学2年から高校卒業まで、学校の長い休みのたびに東京に通い、住み込みで山田の付き人見習いに精を出した。

高校卒業間近、山田が勧めた東宝の新人養成所に入る準備を進めていたところ、三林さんは思わぬ僥倖を得る。現代演劇の礎を築いた一人とうたわれた演出家・菊田一夫に見いだされたのだ。

「養成所で芝居は上達しない、客前で恥をかくのがいちばんの勉強」

彼のこの言葉に背中を押され、‘70年、下積みを経験せぬまま舞台『女坂』でデビュー。
そして’75年。女優・三林京子として初のテレビドラマに。それがNHKの大河ドラマ『元禄太平記』だった。「間者・おとき」を好演し、ゴールデン・アロー賞放送新人賞も獲得したーー。

「米朝師匠とはね、だいぶ古いですよ。

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