「ゴーン氏は潔白証明を」森法相“推定無罪”無視に批判殺到
森氏は法務大臣である以前に、弁護士でもある。本来であれば「推定無罪」の原則など、釈迦に説法のはずだが……。会見から15時間以上たった1月9日の午後4時半過ぎ、森氏はツイッターでこんな釈明を行った。
《無罪の『主張』と言うところを『証明』と言い違えてしまいました。謹んで訂正致します。記者の皆様に配布したコメント文面には“わが国の法廷において『主張』すればよい“と記載してましたが私が言い違えてしまいました》
ということだが、森氏は会見直後に自身のツイッターで《カルロス・ゴーン被告人は自身が潔白だというのであれば、司法の場で正々堂々を無罪を証明すべき》ともツイートしており(原文ママ、現在は削除)、“言い違え”という釈明は素直に受け入れ難い。
ゴーン被告は「日本の司法は有罪が前提で、基本的人権が無視されている」と全世界に向かった主張した。世界の目が日本の司法制度に向けられているなか、森氏の発言は疑念を生みそうだ。