100万貯めるための心構えは「無理なく・無駄なく・ムラなく」で
いっぽう、山口さんからは、「攻めの貯蓄」について、こんなユニークな発想の転換も。
「たとえば『ふるさと納税』では、地域の特産品がもらえる自治体に寄付してみましょう。返礼品を現金換算すれば、それも立派な『貯蓄』のひとつ。ご当地のお菓子、フルーツや魚介類、お肉などを選べば、食費がその分浮くだけでなく、楽しみも増えますよ」
ちなみに「ふるさと納税」は、寄付金のうち2,000円は自己負担だが、それを超える部分についてはその年の所得税から還付され、翌年の住民税からは寄付額が差し引かれる。
こうして聞いていくと、上手に貯蓄の「攻守」を組み合わせることで、たしかに「100万円」が見えてくるような気が……。ただし、貯蓄には気をつけなければならないポイントがあるという。貯蓄にまつわる「落とし穴」にハマらないための心構えは次のとおり。
【1】無理なく!
家計簿をつけることが目的ではなく、「お金の流れ」を把握することが大切。
【2】無駄なく!「節約疲れ」の反動を防ぐために、貯蓄の目標額をきちんと設定しよう。
【3】ムラなく!
家族で目標意識を持って節約することが、効率的な貯蓄につながる。
家計簿を毎日つけることを目的にすると、それ自体がストレスになり、衝動買いや、たまにはいいだろうと「ご褒美浪費」