宍戸錠さん 埋まらなかった開との溝「あいつはダメだよ」
すると開さんは苦笑いしながら『ありがとうございます』と返すだけで、そそくさと退散していました」
宍戸さんのマンション近くにあるバイク販売店のオーナーもこう証言する。
「宍戸さんは、数年前までは数キロ先にある商店街まで歩いていっていましたが、最近は足元がおぼつかなくなって買い物も近所で済ませるように。心配した娘の紫しえさん(56)は、週に2~3回ほど自宅まで様子を見に行っていたそうです。でも開さんとは音信不通で、宍戸さんも『あいつはダメだよ』と言っていましたね」
息子との溝を埋めることはできなかった宍戸さんだが、彼には“大きな夢”があった。’15年の本誌取材でこう明かしている。
《宍戸錠は90歳まで生きる。それを目標に自由に暮らして、最終的にあと1本、映画を撮って死ぬ。だから(ファンも)安心しろよ!》
夢の実現に向けて、宍戸さんも必死の努力を続けていたようだ。
「昨年、宍戸さんは雑誌のインタビューで『90歳の殺し屋の役をやりたい!』と語っていました。よく『俺は死ぬまで俳優』と語っており、映画用の脚本も書こうとしていたそうです」(映画会社関係者)
21日、娘のしえさんは宍戸さんについてこうコメントしている。