くらし情報『子どもの自傷行為は命がけのSOSです(JINSEIのスパイス!第63回)』

2020年2月11日 17:00

子どもの自傷行為は命がけのSOSです(JINSEIのスパイス!第63回)

子どもの自傷行為は命がけのSOSです(JINSEIのスパイス!第63回)


【今週の悩めるマダム】

以前にも25歳の息子のことで相談をした者です。最近、息子が自傷行為をするようになりました。腕を切りつけたりしています。「切るところを間違えれば死んでしまう」と注意したら「避けて切ってるから」という返事がきて血の気がひきました。自殺一歩手前の行動をやめさせるには、親として何ができるのでしょう。(岩手県在住・48歳主婦)

「親として何ができるのでしょう」という言葉に、奥様の深い苦悩が見えます。息子さんの自傷行為は、親に対するメッセージだと思います。彼は自殺をしようとしているわけではなく、家族にむけて自分の不満を見せつけているのではないでしょうか。
とはいえ、過剰に刺激すると勢いで間違えて手首の深いところを切ってしまう可能性もあるので、奥様も強く言えないのだろうと想像できます。でも、この手紙のやりとりを読んでいる限りでは、実際に死のうと思っているようには感じられません。「避けて切っているから大丈夫」というのは、「お母さんを心配させたいからやってるだけなんだよ」と同じような意味だと思います。

息子さんは、社会で自分の存在理由を見つけることができていないのではないでしょうか。

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