槇原敬之16年前から捜査 大阪府警流出させた15枚の極秘資料
「東京捜査」とタイトルのある表紙。ここには捜査場所として、槇原容疑者とA氏の住所が記載されている。さらには、捜査にあたる警察官4人の氏名も記されていた。
次に、過去3年間にわたる槇原容疑者の交通違反記録が1枚。彼の家族構成を記す戸籍のコピーが1枚。
続けて「覚せい剤取締法違反容疑者槇原敬之こと槇原範之に対する捜査計画」と記載された書類が4枚。彼の歌手としての経歴や、捜査の経過や今後の計画についてが詳細に書かれている。
そして、「府外捜査計画書」という書類が1枚。
東京での捜査目的について記したもので、要件は槇原容疑者の「覚せい剤取締法違反被疑事件」。内容は「裏付け」とあり、捜査の日時や場所などが記されていた。
さらには槇原容疑者の自宅と所属事務所、A氏の住居付近の地図が6枚。槇原容疑者の自宅と所属事務所の写真を貼付した書類も1枚あった。
資料には“槇原容疑者が大阪で覚醒剤を仕入れ、使用していた疑いがある”との内容が書かれていた。その裏付けのため、大阪府警が東京で捜査を進めようとしていたのだ。
府警が槇原容疑者の逮捕に向けて執念を燃やしていたことがうかがえる内容だ。しかし、当時は逮捕に至らなかった。