20年8月、覚せい剤取締法違反(所持)などの罪で二度目の逮捕となった槇原敬之(52)が、今月6日に活動の再開を発表した。10月25日に活動復帰作となる新アルバム『宜候(ようそろ)』を配信、同27日にはCDを発売する予定だ。槇原は懲役2年、執行猶予3年の判決が言い渡されており、逮捕から約1年2カ月、さらに執行猶予中の活動再開には賛否の声が上がっている。では、過去に不祥事を起こし活動を自粛していた芸能人は、活動を再開するまでどのくらいの期間がかかっているのだろうか。■槇原と同じ薬物犯罪は最長4年4カ月、最短7カ月で復帰・清原和博(54)約4年4カ月後16年2月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、懲役2年6月、執行猶予4年の判決が下された。約4年4カ月後の20年6月に執行猶予を満了し、著書の出版やプロ野球ニュースへの出演で活動を再開した。・ピエール瀧(54)約11カ月後19年3月にコカイン使用容疑で逮捕後、麻薬取締法違反で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けたピエール瀧。約11カ月後の20年2月に映画撮影に参加し、槇原敬之と同じく執行猶予中の活動再開となった。・田口淳之介(35)約7カ月後19年5月に大麻取締法違反の疑いで逮捕。その後、懲役6月、執行猶予2年の判決が言い渡された。逮捕から約7カ月後の同年11月4日に活動再開を発表、12月にはファンミーティングを開催するなど芸能活動を開始した。■脱税&闇営業は、騒動後1年未満で復帰・田村亮(49)約8カ月後19年6月、吉本興業の芸人たちによる闇営業問題で謹慎処分を受けていたお笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村亮。約8カ月後の20年1月にトークライブを行い、同年4月には「ロンドンハーツ」で地上波に復帰した。・宮迫博之(51)約8カ月後同じく19年6月、闇営業問題により芸能活動を自粛後、約8カ月後の20年1月よりYouTube活動を開始。今年8月には『アメトーーク!』に活動自粛後初出演し、お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の解散を発表した。現在はYouTube活動や自身の立ち上げた服飾ブランド「ZILVER」のネット販売などを行っている。・徳井義実(46)約10カ月後19年10月に発覚した巨額脱税問題により活動を自粛していたお笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実。約10カ月で地上波に復帰、翌月には『今夜くらべてみました』でレギュラー出演し、芸能活動を再開した。■素行不良や未成年スキャンダルは“自粛”が長引くケースも……・山本裕典(33)約1年9カ月後17年3月、素行不良により所属事務所との契約が解消され解雇となった。約1年9カ月後に自身のインスタグラムで活動再開を発表。ミュージカル『マイ・バケットリストSeason5』で芸能活動を再開した。・小出恵介(37)約1年2カ月後17年6月に当時17歳の女子高生との飲酒及び性行為に及んだとされ、活動を自粛していた小出恵介。20年8月、約1年2カ月の活動自粛を終え、活動を再開することを自身のインスタグラムで報告した。■不倫スキャンダルからの復帰は難航する傾向・唐田えりか(24)約1年8カ月後20年1月、妻子を持つ東出昌大との不倫が報じられ活動を自粛。不倫報道から約1年8カ月が経った今年9月、唐田主演の短編映画がYouTubeで公開され、活動再開となった。・東出昌大(33)約1年9カ月後同じく20年1月、唐田えりかとの不倫が報道された。以後活動を自粛していたが、約1年9カ月後となる今年10月公開の映画「草の響き」での主演や、22年公開の「コンフィデンスマンJP」への出演が決まっている。・渡部健(48)現在も復帰は未定20年6月、不倫問題により番組出演を全面自粛。同年12月に記者会見を行い、年末番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』で復活するのではないかという話も浮上していたが実現せず。出演していた場合は約6カ月での復帰となっていたが未だ芸能活動は再開できていない。・BUMP OF CHICKEN 直井由文(41)約9カ月後20年9月、一般女性との不倫が報じられ同月に活動を休止していたミュージシャンの直井由文。約9カ月後に活動再開を発表し、21年9月にラジオ番組『PONTSUKA!!』に出演するなど音楽活動を再開した。不祥事からの復帰時期はケースバイケースだが、調べてみると1年前後での復帰が多く、逮捕から1年2カ月後の復帰となる槇原だけが特別に早いというわけではないようだ。活動再開にあたって、「時期尚早とお叱りを受けるかもしれませんが、もう一度心新たに活動を再開いたします」とコメントしていた槇原。今度こそしっかり更生して、ファンを裏切らないでほしい――。
2021年09月23日《活動を休⽌し、今後についてよく考えに考えた末、やはり私には⾳楽しかないという気持ちに気付き、楽曲制作をすることに決めました》9月6日、公式サイトでこう発表したのはシンガーソングライターの槇原敬之(52)。覚醒剤取締法違反(所持)などの罪に問われ、昨年8月に懲役2年、執行猶予3年の判決が下されていた。昨年2月に逮捕されて以来、約1年半ぶりの活動再開となる。槇原は執行猶予期間中の復帰であることに配慮したのか、《時期尚早とお叱りを受けるかもしれませんが、もう⼀度⼼新たに活動を再開いたします。皆様の信頼を取り戻せるよう、精⼀杯真摯な気持ちで取り組んでまいります》とも記している。また活動再開と同時に、ニューアルバム「宜候」が10月にリリースされることも発表された。さらに書籍「槇原敬之歌の履歴書」(ぴあ株式会社)も、同月に発売されるという。リリースや出版が重なる10月を皮切りに、槇原の活動が盛んになる可能性が出てきそうだ。槇原の復帰に、SNS上では“三度目の正直”を期待する声が上がっている。《槇原敬之さん、復帰おめでとうございます!!もう二度とファンのみんなを悲しませないでほしいなぁ》《もう、信じてる人を裏切らないでね》《マッキー、次こそは頼むよ》■槇原をそばで支えるパートナーの存在本誌は今年1月、贖罪生活を送る槇原の姿をキャッチしていた。都内の繁華街にある地下駐車場に駐車した車の助手席から、槇原が現れたのだ。さらに運転席からは、槇原とおそろいのマスクを着用した男性の姿がーー。記者が「お元気そうで何よりです」と声をかけると、「はい、おかげさまでとっても元気です」と笑顔で応じた槇原。さらに質問を続けようとすると、隣にいた男性が「すみません、それ以上は……」と制止したのだった。この男性こそが、槇原のパートナー男性・Aさんだった。「昨年7月の初公判で、槇原さんはAさんの存在を明かしていました。Aさんは、槇原さんの薬物所持を知らなかったといいます。槇原さんは『パートナーの彼と色んなことを分け合ってやっているので大丈夫。今は薬を使わなくても十分幸せを感じる』と、更生を誓っていました」(スポーツ紙記者)これまで2度にわたる槇原の逮捕は、元パートナー・Bさんの存在が深く関わっていたという。だが、Aさんの存在が槇原を変えたようだ。「槇原さんとBさんは、20年以上も公私にわたって連れ添ってきました。いっぽうでBさんは薬物の入手先といわれており、’99年に槇原さんと同時にBさんも逮捕されました。槇原さんはその際、Bさんに別れを告げるもわずか1年で復縁。昨年の逮捕も、当時同居していたBさんが’18年3月に覚せい剤所持で逮捕されたことがきっかけでした。そんな槇原さんとBさんの決定的な破局は、Aさんの出現がきっかけだといいます。槇原さんはSNSを通じてAさんと知り合い、’18年春ごろから交際するようになったと聞きました。公判中もAさんは自宅の手入れをするなど、献身的に槇原さんを支えたそうです。『薬を使わなくても十分幸せ』と語った槇原さんですが、“Aさんを悲しませたくない”という気持ちもあるのでしょう」(芸能関係者)「音楽しかない」と宣言した槇原。今度こそ、ファンやAさんを悲しませることのないよう願うばかりだーー。
2021年09月07日東京都が主催し明治大学心理臨床センターが共催する「学生向けこころといのちの講演会」で、明治大学子どものこころクリニックの山登敬之院長が講演を行います。また、第一部のパネリストとして本学大学院(文学研究科臨床人間学専攻臨床心理学専修)の学生も参加します。今回の講演会は、東京都が行う若年層の自殺総合対策の一環として、主に教育・医療・保健・福祉・法律等、将来、対人援助職を志す学生を対象に開催されます。山登敬之院長プロフィール・・・筑波大学大学院博士課程医学研究科修了。精神科医、医学博士。専門は児童青年期の精神保健。国立小児病院精神科などを経て、2004年に東京えびすさまクリニックを開設。2020年9月に同院を閉院後、明治大学文学部心理社会学科特任教授に着任。明治大学子どものこころクリニックとは・・・明治大学心理臨床センターが開院した、地域に開かれた児童・思春期精神科医療機関です。明治大学駿河台キャンパス近隣(東京都千代田区とその周辺)に児童・思春期精神科医療機関が不足していたため、2021年1月に開院しました。「心理相談」と「精神医療」が緊密に連携しながら子どもの成長・発達を支援しています。また、臨床心理学を学ぶ学生の実習の場としての機能も担っています。(参考: )■ 開催日時9月29日(水)15:30~18:00詳細:東京都福祉保健局HP ■ 講演内容第一部「10代の若者を支援する職に就いていて、ある日、子どもから”死にたい”と打ち明けられたらどのように向き合うか?」といった想定事例に基づき、公認心理士を志す大学院生たちと一緒に、”死にたい”という10代の若者に向き合う姿勢と留意すべき点などについて考察します。第二部参加者によるグループワークを行い、そこで生まれた声を全体で共有します。■ 参加方法・無料オンライン配信ツールによるライブ配信。視聴方法等の詳細はお申込み後にご案内いたします。・長時間インターネットに接続可能な通信環境、PC・タブレット又はスマートフォンのご用意をお願いいたします。・9月10日(金)17時までにメールでお申込みください。【宛先】 S0000289@section.metro.tokyo.jp ※収集した個人情報は、本事業に係る連絡にのみ使用いたします。【件名】こころといのちの講演会参加申込※件名が異なると、正しく受付されない場合があります。【本文】下記の内容をご記載ください。1.お名前 2.メールアドレス 3.所属等(学校名、団体名、区市町村名等をご記載ください)【対象】都内在住・在学の学生※主に教育・医療・保健・福祉・法律等、将来対人援助職を希望する方にお勧めです。【定員】200名 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月03日都内の繁華街近くの地下駐車場に駐車した一台の車。黒で統一したシックな装いで助手席から現れたのは槇原敬之(51)。続いて運転席からはオレンジのパーカにベージュのコートをまとったおそろいのマスクをつけた男性が。この日は2人で買い物にきたようだ。本誌が2人を目撃したのは1月下旬。槇原が“裁き”を受けてから約5カ月がたっていた。「槇原さんは昨年2月、’18年4月に自宅で覚せい剤と危険ドラッグを所持していた覚醒剤取締法違反容疑などで逮捕。’99年に続き、2度目です。7月に行われた公判では、ファンや関係者に謝罪し、パートナーの男性と生活していることも公表。『今は薬を使わなくても十分幸せだと感じている』と明かして傍聴席を驚かせていました」(スポーツ紙記者)裁判で懲役2年、執行猶予3年の判決を受け、贖罪生活を過ごす槇原に記者が「お元気そうで何よりです」と声をかけると、笑いながらこう答えた。「はい、おかげさまでとっても元気です」記者が次の質問を続けようとすると、隣にいた男性が「すみません、それ以上は……」とすかさず制止する。その男性こそが、槇原が公判で明かしたパートナー男性のAさんだった。「Aさんと槇原さんはSNSで知り合い、’18年の春ごろから交際を開始したといいます。逮捕前から同居していた都内の豪邸で今も2人で生活しているそうです」(槇原の知人)■2度の逮捕にあった元パートナーの存在恋人と幸せな日々を過ごす槇原だが、そこまでの道のりは平たんではなかった。「2度の逮捕に関わっていたのが、元パートナーのBさんです。Bさんは薬物の入手先といわれており、1度目の逮捕後に破局するもすぐに復縁。昨年の逮捕も、’18年3月に当時、同居していたBさんが覚せい剤所持で逮捕されたことがきっかけでした」(前出・スポーツ紙記者)元パートナーと薬物に“依存”していた槇原だが、“本業”を封印して再起に励んでいるようだ。「昨年はデビュー30周年を祝うツアーを予定していましたが、すべて白紙に。早期の音楽活動再開を希望するファンも多いですが、槇原さんはしばらく“人間活動”に専念するそうです。公判中も同居する自宅の手入れをするなど献身的に支えたAさんを“絶対に悲しませたくない”という思いでいるといいます」(前出・槇原の知人)最後に記者が槇原に「もう二度と薬物はやりませんよね?」と尋ねると、槇原はこう断言した。「ええ、もうしません」その隣でAさんが“どんなとき”も支えていくことだろう――。「女性自身」2021年2月9日号 掲載
2021年01月25日「先月末からジャニーズ事務所が、約400人ほどいる所属タレント全員に対して薬物検査を実施しているそうです。一般的な薬物検査は、毛髪・血液・尿のいずれかを検体とします。しかし、検査は決して簡易なものではなく、立会人監視のもと、厳正な方法で行っているそうです」(広告代理店関係者)人気アイドルが数多く所属するジャニーズ事務所が、自主的に薬物検査を始めたという。「King&PrinceやSnow Man、SixTONESなど、若手グループから検査が始まり、ほとんどのデビュー組はすでに検査を終えていると聞いています」(前出・広告代理店関係者)エンタメ業界内で、今回の検査実施が大きな話題となっていると語るのは映像関係者だ。「背景にあるのは、後を絶たない芸能人の薬物問題ですよね。昨年3月にピエール瀧(53)、昨年11月に沢尻エリカ(34)。今年2月に槇原敬之(51)、今年9月には伊勢谷友介(44)と、知名度の非常に高い有名人が逮捕・起訴され、それぞれ億単位の賠償金が発生しているといわれています。実際、ジャニーズ事務所のタレントが主演を務める作品で、伊勢谷さんが重要な役どころで出演予定だったこともあり、彼の逮捕を“他山の石”と考え、今回の決断に至ったのかもしれません」テレビ局関係者もこう語る。「特にジャニーズ事務所の場合、『Smile Up! Project』といった社会貢献・支援活動も行っており、所属タレントにクリーンさが求められているのでしょう。ファンクラブ会員数は計700万人を超え、関連会社をあわせた売り上げは1千億〜2千億円ともいわれています。社会への影響力が大きいだけに、ジャニーズ事務所の今回の取り組みは、各方面に波及していくことでしょう」テレビ局や映画会社、広告代理店もこの動きを歓迎しているそう。「相当額の予算をかけて仕事をお願いする側としては、検査結果を知ることで安心してオファーすることができますからね。タレント側にも大きなメリットです。特に広告業界では、契約するタレントの不祥事は企業や商品のイメージに直結するだけに、違約金も発生してしまいます。今後もジャニーズ事務所は、半年に1度をめどに検査を継続していくと聞いています。こうした定期的な検査が芸能界全体に広がっていけば、スポンサーの不安も軽減されることでしょう」(前出・広告代理店関係者)もはやクリーンな「イメージ」だけでは通用しない時代なのかも。「女性自身」2020年12月29日号 掲載
2020年12月16日先日、友人宅へと向かう途中にバイク事故を起こした元TOKIOの山口達也さん(48)。その際に基準値を超えるアルコールの摂取が判明したとして逮捕され、大きな話題となりました。山口さんは2018年にお酒が起因となってトラブルを起こし、グループを脱退していました。さらに今回の事件によって、再び「アルコール依存症なのでは?」といった声が高まっていました。また最近は俳優の伊勢谷友介さん(44)や沢尻エリカさん(34)など、芸能人の薬物使用による逮捕も話題となりました。彼らの使用歴は10年20年と長く、「薬物依存症」という言葉がここでも広く知られることとなりました。アルコールと薬物。合法か違法なのかは別として、依存症であれば対処すべき病であることは間違いありません。しかし更生施設や病院で依存回復のための道を歩き始めたにもかかわらず、再発してしまう方は芸能人に限らず多いのが現状です。依存症とはいったい何なのか、回復プログラムとはどのようなモノであるのか。普通の人ではなかなか知ることができない依存症について、女性専用の依存症更生施設を運営する「ワンネス財団フラワーガーデン」代表のオーバーヘイム容子さんにうかがいました。普通の病気だと入院して治療して完治させれば、そこで治療はいったん終了です。しかし依存症は完治というものがなく、毎日、回復の積み重ねを一生続けていきます。でも一生続ける回復のためのプログラムとは、どういったものになっているのでしょう。「各団体によってプログラムは異なります。私たちの団体では、心も体も思考も健康であろうという『ウェルビーイング(well-being)』の考えを概念として持ち、ポジティブ心理学をベースにカリキュラムを作成しています。よく『認知行動療法』や『12ステッププログラム』などを取り入れているところもありますが、『なぜ私は悪いことをしてしまったのか』といったネガティブな側面にだけ注目するようなプログラムだと根本的な回復に繋がりにくいと私たちは考えています。プログラム終了後も生き直しができるように自分を知り、さらに自分を伸ばすということを目的に回復プログラムを提供しています」芸能人の場合、逮捕・出所後は入院施設に入ることが少なくありません。ただそれは、本来なら離脱症状や幻聴幻覚の多い重症な方がすることなのだといいます。また「依存症の治療=入所して徹底的に回復にあてる」というイメージがありますが、中程度な方は通いながら回復プログラムをおこなうことも可能(施設の方針によります)。持病の治療や心の病と並行しながらの方も多く、本当にケースによって回復状況なども異なるといいます。たとえば歌手の槇原敬之さん(51)やタレントの田代まさしさん(64)などは、度重なる薬物逮捕によって人生を大きく変えました。「薬物依存症は再発が多い」という世間の認識は広まっていますが、回復プログラムなどを受けてもなぜ再発してしまうのでしょう。「再発はある日、突然起きるのではありません。経緯が必ずあって、再発しています。それが本人の気づく範囲かどうかが問題なのです。再発する人は一定数います。ただ解決策がソレ(薬物やアルコール)しかないと思っていたり、再発しそうなときに気持ちの発散方法を知らないだけだったりします」フラワーガーデンでは過去にアルコール依存で入所し、3度の再発を経験した女性がいたそうです。その再発のスイッチのうち1回は、離れて暮らす家族との会話でした。元気そうな家族の声を聞いて、「自分なんていなくても大丈夫なんだ」という感情を味わって飲酒に走ってしまったそうです。「衝動的に抑えられないこともあるかもしれませんが、まずその衝動の感情に気づくことが大事です。ドーパミンが出ている自分に気づき、そしてなぜ出ているのか気づくことから回復は始まります。そして依存物に手をのばす感情は悲しみや怒り、無力感などのネガティブな感情がベースにあります。小さい感情の変化を感じられないと何でもないとやり過ごしてしまったり、気づかぬうちに爆発をさせてしまったりすることがあるんです。回復プログラムはその感情に気づくこと。そして話していくことで何かに依存しない別の解決策も見えてくるし、気持ちの把握や発散方法も知ることができます。結果としてアルコールや薬に頼らない、新しい習慣を手にしていくことが可能です」ちなみに、依存症になりやすい性格的特徴を教えていただきました。すぐに比較する人や完璧主義者、“べき”論者だったり強い責任感を抱える人などは常に依存症になる可能性があるといいます。それはつまり、真面目で周囲に合わせることを良しとする日本人なら誰でもかかるリスクがあるということです。「依存症は本当に誰しもかかる可能性がありますし、自分でなんとかするのは困難です。軽いものほど対処しやすいですから、『早く気づけたらラッキー』と考えて専門機関に相談して欲しいです。今ではインターネット上で依存症の傾向チェックシートなどがたくさん見られますし、弊社もフリーダイヤルやメール相談など窓口を設けています。深刻になると命に関わる病気だということを認識して欲しいですし、本人が問題に気づいていない場合は周りの方が介入して治療につなげて欲しいです。アルコールや薬物への依存症の人のために、そのモノ自体を隠しがちです。またギャンブル依存なら、借金の肩代わりをしたりして助けてしまいがちです。でも、それでは逆効果になることもあります。本当に助けるなら、専門機関に相談をしていくこと。そして依存症を知っていくことが、その人にとっても家族にとっても助けになっていきます」【お話を聞いた方】一般社団法人ワンネスグループフラワーガーデン代表オーバーヘイム容子さん無料相談ダイヤル0120-111-351月~金10時~17時(取材・文:おおしまりえ)
2020年12月01日槇原敬之’19年10月からを“30周年イヤー”と位置づけて、今年3月4日にアルバム『Bespoke(ビスポーク)』の発売を予定していた槇原敬之。しかし、今年2月に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、8月には懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡された。’99年に続く、2度目の逮捕に多くのファンは失望し、記念すべき節目のタイミングに泥を塗ってしまった感は否めない。だが、『どんなときも。』『冬がはじまるよ』など自身のヒット曲に加え『世界に一つだけの花』をはじめ提供楽曲にも名曲がそろう槇原敬之という日本を代表するミュージシャンの功績を、きちんと振り返ることも大切なはず。槇原敬之は罪を犯したが、“マッキー”の楽曲に落ち度はないのだから─。そこで今回、小誌では、ネットでアンケートを実施。ファンの声に加え、かつて自身のメールアドレスに“lovelovemacky”という文字列を入れるほど、“大の槇原敬之ファン”と公言するお笑いタレント・坂本ちゃんのマッキーへの思い。そして、槇原本人を取材するなど、彼をよく知る音楽評論家の田家秀樹氏に、彼の音楽の魅力についても解説してもらった。◆◆■堂々1位は名曲『どんなときも。』ファンが選ぶ1位は、誰もが知る名曲『どんなときも。』。「苦しいとき毎日、聴いて勇気をもらっていました」(大阪府・女性50歳)「受験や、就職活動の時期に自分を奮い立たせてくれた曲だから。迷い探し続ける日々が答えになること僕は知ってる─、悩んで苦しい思いをしている自分をまるごと肯定してくれました」(兵庫県・女性31歳)といった声が集うように、勇気づけられた人が続出。2位にはアルバム『UNDERWEAR』に収録されている『LOVE LETTER』。「僕も昔はなかなか告白できないタイプで、その初恋のときを思い出します。『LOVE LETTER』は、片思いの切なさがすごくよく出ている名曲だと思います」(広島県・男性50歳)と、過去の自分に歌詞を重ね合わせる人も。3位には32枚目のシングル曲『僕が一番欲しかったもの』がランクイン。「槇原さんそのものが、この曲に詰め込まれていて、聴いていてあったかくなるし、ホッとします」(愛知県・女性44歳)このように曲や歌詞はもちろんのこと、彼自身が持つ魅力に惹かれているファンも多い。’90年10月25日にデビューした槇原は、デビュー曲『NG』こそ売り上げ的に不調に終わるが、続く『ANSWER/北風』で頭角を現すと、3rd『どんなときも。』以降、『冬がはじまるよ』『もう恋なんてしない』『北風 ~君にとどきますように~』と連続してヒットを。初期のシングル曲がそろいもそろって名曲ばかり。改めて考えると、ものすごいことだ。「槇原さんは16歳の時点で完成されていた」と田家氏は語る。「16歳のとき、坂本龍一さんが当時担当していた『サウンドストリート』という番組のデモテープコーナーに、『HALF』という楽曲を応募します。この番組は、まず矢野顕子さんがデモテープを聴いて彼女がいいと思ったものを坂本龍一さんに渡していたのですが、矢野さんをして“この子、完成されてるよね”と言わしめたというエピソードがあります」■「マッキーの歌は心の中に迫ってくる」初期の楽曲の魅力について、坂本ちゃんも興奮ぎみに話す。「『桜坂』と聞くと、一般的には福山雅治さんだと思うのですが、マッキーファンだったら槇原さんの『桜坂』一択。街を離れていく友達を見送る曲なのですが、春特有の希望と不安が伝わってくるんです。私、当時は甲府の本屋で働いていたんですけど、雑誌担当だったので、槇原さんが登場している雑誌に勝手にポップを作って、片田舎で宣伝部長をするくらい好きでした。槇原さんの曲って、心の中にまで迫ってくる感じなんですよ」読者からは「まるで自分のことを歌っているかのよう」という意見が多いことも特徴。「“僕”と“君”という主語が使われているから自分を重ねやすい」と坂本ちゃんがいうように、心の中に入り込んでくるマッキーの歌詞に魅了される人が後を絶たない。「マフラー、コンビニ、地下鉄の改札など、具体的な小道具を入れることでどういう歌になるかが、彼の中で“技”としてできあがっている。『ANSWER』の冒頭、“地下鉄の改札で急に咳が出て”というフレーズは、その歌の背景や主人公の状態などを想像させますし、その世界観に一気に引き込まれる。絶妙なメロディー、情景描写、そして心理描写のディテール。突出した才能だと思います」(田家氏)具体的なフレーズをちりばめるからこそ、映画のワンシーンのように状況が浮かび上がる。「槇原さんの曲って頭に入ってきすぎて“ながら”で聴けないの!」と坂本ちゃんが笑うように、自分を投影しやすく楽曲に没入してしまう魅力を越えた魔力がある。 「ベストソングを選ぶとしたら?」そう坂本ちゃんに聞くと、「もう全部ですよ~(笑)。でも、思い入れの強い曲を挙げるとしたら、『電波少年的東大一直線』で受験勉強をしていたときに、よく聴いていた『遠く遠く』。今でも私とケイコ先生は、この曲を聴くと涙があふれてきちゃうくらい。『OrdinaryDays』もそう。“賢くなって自分を守れ”というフレーズがあって、勝手に自分たちへの応援ソングだと思って受験勉強をしていました」■アルバム曲も高い支持今回、アンケートを取るにあたって、編集部は代表曲を含む21曲をあらかじめ選曲。「もしこの中になければ自身でチョイスしてください」と注釈をつけ実施したのだが、驚くことに返答の半分近くが21曲以外からの選出だった。ランキングで2位に位置する『LOVE LETTER』や5位の『MILK』は、アルバムに収められている楽曲だ。「『MILK』は自信をなくしたときや傷ついたとき、ありのままの自分でいいんだよ、と認めてくれたように感じて癒されます。今でも癒されてます」(東京都・女性41歳)「『LOVE LETTER』は就職することになった友人を勇気づけながら駅まで見送る歌なんですけど、ファンの間ではこのホームは槇原さんの故郷である高槻駅なんじゃないのかって。私、しっかり高槻まで行って聖地巡礼してきました」(坂本ちゃん)ヒット曲に人気が集中することなく、アルバムの曲までさまざまな曲がアンケートに寄せられる─。それだけ彼が作り出す音楽が、いろいろな人の心に刺さっていることを示唆している。「デビュー20周年に発売されたベストアルバムは『BestLIFE』と『BestLOVE』の2枚に分けられていました。彼はラブソングだけではなく、ライフソングを紡げるからこそ、今回も多岐にわたる曲が選ばれたのではないか」(田家氏)とりわけその傾向は、21歳でデビューした’90年代と、30代になって迎えた2000年代とで顕著だという。彼自身、’99年に逮捕され、謹慎期間中に思うところがあったのかもしれない。「2000年代に入って、彼が言っていたのは“人生に意味のあるポップス”という言葉。人の悲しみや不安を意識したポップスが増えています。『世界に一つだけの花』は、まさに人の人生に意味を持たせる、その最たる例ですよね」(田家氏)アンケートで6位の『太陽』は、彼がライフソングを始めたころの曲だという。「誰かのための幸せを当たり前のように祈ることを歌っていますが、私もそうなりたいと思います」(長崎県・女性56歳)「つらいことがあって落ち込んだときに『太陽』の歌詞で目覚め、気持ちが前向きになって自分を取り戻すことができました」(福岡県・女性50歳)マッキーからいろいろなものをもらっている人は本当に多い。“ラブ”にしても“ライフ”にしても、時間がたてば飽きのようなものが出ることだってあるだろう。しかし彼が作る楽曲は、昔の曲をいま聴いても、決して色褪せることがない。■薄くなった喜怒哀楽を蘇らせてくれる「槇原さんのルーツはクラシック。彼は“クラシックは繰り返しの面白さなんですよね”と話していました。クラシックには必ずメインとなるテーマがあって、それがリフレインになる。“そのわかりやすさがいい”と語っていました。多くのアーティストに、“誰々に憧れて音楽を始めました”という存在がいますけど、彼はそれだけではない。彼自身がパイオニアでもあるんですね」(田家氏)坂本ちゃんも力説する。「槇原さんの曲に出会わせてもらったことによって、20代30代になっても10代のような多感な時期を過ごすことができて感謝しかない。私も50歳を過ぎると、達観ではないですけど、喜怒哀楽が薄くなっているなって思うんです。でも、彼の曲を聴くと感情が豊かになる。蘇らせてくれるんです」坂本ちゃんは、今でも初めてマッキーに会ったときのことが忘れられないという。「『進ぬ!電波少年』の東大受験企画が終わり、東京厚生年金会館のライブで初めてお会いしました。思いが爆発してしまい、本人の前で、“私のアドレスはラブラブマッキーなんです~!”ってまくしたてたら明らかにドン引きされて……。人生でいちばんの絶頂の日が、人生でいちばん後悔をしている日。なんでもっと普通に接することができなかったんだろうって(笑)。それに、ライブが始まる前に、“坂本ちゃん!”ってマッキーファンの方から声をかけられたんです。すごい真顔で、“テレビや雑誌でマッキー、マッキーって言うのやめてくれますか。これ以上、槇原さんのイメージを悪くしたくない”って言われて、すごいショックだった。これからライブが始まるのに!」それもまた人生─。憧れの人に出会ってやらかしてしまう経験は誰にでもある。その心象すらマッキーなら楽曲にしてしまうかもしれない。そのときまた、われわれはそこに自分を重ね、没入するに違いない。たしかに、槇原敬之は再びつまずいてしまった。でも、これで終わりなわけがない。平成を代表するシンガー・ソングライターが、令和に何を見せるのか……多くのファンが待っている。「彼は、昔から“早く年をとりたい”と言っていました。20代のときから早く30歳になりたい、早く40歳になりたいと話していた。年を重ねた自分がどういうことを表現するのか楽しみだったんでしょうね。去年インタビューしたときに、彼がミュージカルをやってみたいと言っていたので、ぜひやってほしいと話したんです。エルトン・ジョンのように、 シンガー・ソングライターにしか書けないミュージカルがある。人間の感情である喜怒哀楽、その4つに収まらない感情のひだに入ってくるような曲を作れる彼だからこそ見てみたい。まだまだやることはたくさんあるでしょうね」(田家氏)逆境をどう乗り越えるか。彼自身、自らの歌で証明しているはずだ。坂本ちゃん(さかもとちゃん)……’00年、34歳のときに出演した『進ぬ!電波少年』の企画『東大一直線』でブレイクし、日本大学文理学部など8校に合格して日本大学に入学。“おネエキャラ”でも知られる。坂本ちゃん、岡元あつこ、荒木千恵の3人で、YouTubeチャンネル『熟女会議(仮)』を配信中。田家秀樹(たけ・ひでき)……音楽評論家、放送作家、音楽番組パーソナリティーと幅広い活動を。スタジオジブリが刊行する『熱風』にて『風街とデラシネ~作詞家・松本隆の50年』を連載中。《取材・文/我妻アヅ子》
2020年11月01日槇原敬之平日昼のバラエティー『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)のテーマ曲が変わった。9年前のスタート時から槇原敬之の『LUNCH TIME WARS』が使われてきたが、今年2月、彼が不祥事(覚せい剤取締法違反による2度目の逮捕)を起こしたことから、流れなくなってしまう。その後、7か月半の空白期間をおいて、くしくもデビュー30周年を迎える10月から、公募で選ばれた別の曲が使われるようになった。■マッキーが残した“迷言”槇原によるテーマ曲としては『じゅん散歩』(テレビ朝日系)の『一歩一会』もお役御免となり、彼自身、活動休止中だ。しかし、彼は1度、奇跡を起こした男である。1999年の最初の逮捕のあと、SMAPに提供した『世界に一つだけの花』が平成最大の国民的ヒット曲になったことで、以前にも勝る名声を得た。彼の作品はますます大衆に親しまれるようになっていたのだ。タイアップを依頼する側も、再犯のリスクはあまり想定していなかったのだろう。とはいえ、予兆はあった。最初の逮捕のあと、インタビューで、「過ちを繰り返す」可能性について聞かれたとき、彼は、いきなりこう切り返した。「万引きって、可愛い万引きなら、実は誰でも経験あったりするじゃないですか。人間て、見てないと思ったら、やるんだと思うんですよ」(2002年『うたう槇原敬之』小貫信昭)そして、自身の「可愛い万引き」経験について告白したあと、「でも、僕はもうやんないです。万引きするかしないかは、その本人のモラルだったりする」と、語ったのである。クスリについて聞かれたのに、万引きの話になぞらえたうえで、それをやめられたのだから、クスリについても大丈夫、という論理だろうか。ただ、万引きもまた、まぎれもない犯罪だ。そこに“可愛い”という形容詞をつける感覚には正直、違和感を覚えたし、犯罪について軽く考えているのではという気がしたものだ。また当時、別のインタビューでの「子どものころの自分に言ってあげたいこと」という質問には「早いうちに悪いことはすませとけヨ」と答えていた。30歳での初犯も「早いうち」ではなかったわけだが、さらに50歳での再犯となるとさすがにきつい。そのうえ、初犯のあと、槇原がレコード会社などへのお詫び行脚をした際には「いや~運が悪かったよって軽い感じ」だったとする関係者証言も報じられている。やはり、犯罪について軽く考えていたのだろうか。もっとも、軽く考えるだけで、実行しなければ犯罪ではない。そもそも、彼は29年前『どんなときも。』のなかで、正直に見られたい、好きなものは好きと言いたいと歌って世に出た男だ。考えたことは口にしたいし、歌にもしたいのである。問題は、フィクションと現実との境界が曖昧になりやすいという、アーティストが陥りがちな落とし穴だろう。例えば、彼にはストーカーや監禁をテーマにした『SPY』『Hungry Spider』といった曲もある。ともにドラマのタイアップつきでヒットした。フィクションなら何らかまわないわけだ。それこそ、「可愛い万引き」というパワーワードも、曲のタイトルやテーマならありなのではないか。善人的な白マッキーより、ちょっとダーティーな黒マッキーのほうが好きな筆者としては、むしろ聴いてみたい気もする。ただし、もうタイアップはつかないかもしれないが……。PROFILE●宝泉 薫(ほうせん・かおる)●作家・芸能評論家。テレビ、映画、ダイエットなどをテーマに執筆。近著に『平成の死』(ベストセラーズ)、『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『あのアイドルがなぜヌードに』(文藝春秋)などがある。
2020年10月22日8月18日、歌手・槇原敬之被告(51)の有罪判決が確定した。今年2月、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された槇原被告。7月21日の初公判では起訴内容を認め、8月3日に東京地裁から懲役2年、執行猶予3年が言い渡された。控訴期限である17日までに検察側と弁護側が控訴しなかったため、判決が確定した。「槇原被告は、18年と今年に違法薬物を所持していたことを認めました。ですが、使用は否認。それを裏付けるように、尿検査も陰性でした。槇原被告が99年にも有罪判決を受け、それ以降も入手したことから検察側は常習性を指摘。ですが弁護側が『悪質性は低い』と主張し、執行猶予が付されたようです」(全国紙記者)各メディアによると、初公判で裁判官から「今後10年、20年使用しない自信があるか」と問われた槇原被告。すると「ファンや大事な人たちにこんな思いをもうさせたくないという気持ちが強いです」と答えたという。刑が言い渡された直後、槇原被告は公式サイトで活動休止を宣言。「常に罪を償う思いを持ち、今後、皆様のご信頼を一日でも早く取り戻せるよう、日々懸命に努力をする所存でございます」と反省の弁をつづった。デビュー30周年ツアーも台無しとなり、ファンからの信頼を失ってしまった槇原被告。そんな息子を思いやるのが父・博之さんだ。地元・大阪で電器店を営んでいた博之さんは、息子の才能を伸ばすためには労力を惜しまなかったという。「槇原くんは幼少の頃からピアノに通っていました。自宅には高価なオーディオやピアノもあり、中学生の頃から作曲をしていましたよ。ご両親は槇原くんが音楽に夢中になっていくことを、喜んでいるようでした」(地元住民)槇原被告が逮捕された当時、博之さんは憔悴した様子で本誌にこう語っていた。「あの子のやったことは、許されないことだと思います。でも、それでも一人息子やからね……。あとのことは、やっぱり親がしてあげないと。あの子には、身内は私たちしかおらんのです」その4日後、留置場で父と面会を果たした槇原被告。その際に「僕はやっていない」と語り、博之さんを安心させたという。博之さんのためにも、3度目がないことを願うばかりだ――。
2020年08月18日今年3月、警視庁東京湾岸署から保釈された槇原敬之は深く頭を下げた覚せい剤取締法違反などの罪で2月に逮捕された槇原敬之被告の初公判が6月17日に予定されていたものの、新型コロナ感染拡大防止の観点から、延期された。「多数の傍聴希望者が予想されることから、“3密”を避けるために、このような措置をとったのでしょう。今後は傍聴券の抽選方法も含め、慎重に検討しているそうです」(スポーツ紙記者)東京地裁に振替日について確認したところ、「現段階では未定です」と、公判期日が決まらない状況だ。槇原被告は薬物の所持は認めたものの、使用に関しては否定しており、逮捕直後の尿による鑑定でも薬物の成分は検出されていない。「逮捕後“長いこと薬はやっていない”と供述していましたが、薬物の常習性などが裁判の焦点になるのでは」(前出・スポーツ紙記者)槇原被告は現在、どのような暮らしをしているのだろうか。自宅付近で聞いてみたが、「槇原さんが飼うワンちゃんを数日前に見かけたけど、散歩させているのは別の男性でしたね。最近はまったく見かけませんよ」(近所の住民)■後半延期で遠のく復帰コロナウイルスの影響もあり、自宅にこもって反省する日々なのかもしれない。しかし、延期されたことで復帰も遠のくのでは?という声も。「1999年に逮捕された際は、逮捕から1年3か月後の執行猶予期間中にアルバムを発売して活動を再開しました。でも現在は、薬物使用者に厳しい時代。同じく薬物所持で逮捕された高知東生さんや清原和博さん同様、執行猶予明けまでは本格的な活動は難しいはず。初公判が延期されれば刑が確定する時期も後ろ倒しになるため、復帰がそれだけ遠のいたといえます」(レコード会社関係者)前回の逮捕から20年以上がたっているものの、初犯ではないため、「懲役1年6か月~2年。執行猶予は3年~5年ほどになるのでは」(法曹関係者)と、執行猶予つきの判決が下る見通しだ。エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサさんも、本格復帰は厳しいと分析する。「これまでなら個人でライブを開催するなど、メジャーでの活動にこだわらなければ、俳優などに比べればミュージシャンは復帰しやすかった。しかし、現在は新型コロナの影響でライブ活動が難しい状況です。エンタメ業界が正常な状態に戻らないことには、槇原さんも復帰の話を進められないはず。逮捕されたタイミングが悪すぎましたね」仮に活動が再開できても、これまでのような活躍は期待できそうにない。「槇原さんの曲が優れていることに変わりありませんし、作品に罪はありません。ただ2度も逮捕されたとなると、主題歌などへの起用は慎重にならざるをえない。曲を聴く機会が減れば売り上げの面でも苦戦するでしょうから、これまでどおりの活躍とはいかないのでは」(大塚さん)2度の過ちで失った信用を取り戻すのはかなり難しい?
2020年06月23日オリンピック延期、初の緊急事態宣言など、コロナ禍によってかつてない激動の日々となった2020年上半期。そんななか、芸能界でも数々の“事件”が起こっていた。本誌が目撃した驚きのスクープから特に反響の大きかったものを今一度お届けする。一度は逮捕されたものの、名曲「世界に一つだけの花」を生み出し、劇的復活を遂げた槇原敬之。しかし、待っていたのは再びの逮捕。その直前に相対していた実父が本誌に明かした“親子の会話”とは――(以下、2020年3月3日号掲載記事)「息子が逮捕されたと知ったのはついさっき。ほんの1時間ほど前のことでした。急にいろんな人から電話がかかってきたり、メールが届いたりして……。もう、体に震えがきました。どうか、嘘であってほしい。二度と薬なんてやらないと思っていました。でも、これが現実なんですね……」泣きださんばかりの表情でそう語るのは、槇原敬之容疑者(50)の父・博之さん(79)だ。2月13日、槇原容疑者が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。’18年4月に東京港区のマンションで、覚せい剤が含まれた粉末を所持していた疑い。さらに、危険ドラッグを所持していた疑いもあるという。’99年にも同様に、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されていた槇原容疑者。その際、彼は直筆のコメントでファンや関係者にこう謝罪していた。《今後は、絶対にこの様な事を起こさないことを、堅くお約束いたします》しかし、それから21年。再び逮捕されてしまったのだ。博之さんは現在、79歳。5年前には大腸がんを患ったという。それだけに、逮捕の一報はことさらこたえただろう。「僕も、もう年です。手術をして、人工肛門にもなりました。腸も飛び出してしまっています。息子は心配して、何度も見舞いに来てくれました。今でも頻繁にテレビ電話をかけてきてくれてね。会えなくても、顔を見せてくれていたんです」実は最近も、槇原容疑者は両親と会っていた。逮捕6日前の2月7日、京都・伏見稲荷にいっしょにお参りへ行ったという。「私ら夫婦と息子、あと息子の会社の人と行きました。息子らは毎年行くみたいで、『いっしょにどうか』と誘ってくれたんです。そこでも、特に変わった様子はありませんでした。このときは、あまり息子とはゆっくり話せなかったのですが……。いや、でもプレッシャーがあったのかもしれません。今年はデビュー30周年なので、息子は『今年は頑張らなあかん』と意気込んでいました。それに『あれもせなあかん、これもせなあかん。これもやらんと!』とも言っていて、忙しそうでしたから」実際、槇原容疑者はデビュー30周年の特設サイトを開設。コンサートツアー開催も決定したほか、昨年10月には、初のカバー曲のベストアルバムもリリースしていた。だが、すべては逮捕によって崩れ去ってしまった。博之さんは親としての複雑な思いを明かす。「あの子のやったことは、許されないことだと思います。でも、それでも一人息子やからね……。あとのことは、やっぱり親がしてあげないと。あの子には、身内は私たちしかおらんのです。だから、今から妻と東京に行ってきます」そう頭を下げると、車に乗って走り去っていった――。博之さんは、2月20日に80歳の誕生日を迎える。傘寿のお祝いに加えて、息子のデビュー30周年。喜ばしいことが続くはずだった。そんな父を一転して絶望の淵にたたき落とした2度目の逮捕。両親との対面を果たすとき、槇原容疑者はいったいどんな言葉をかけることができるのだろうか。
2020年05月23日槇原敬之被告(50)が3月6日、警察署から保釈された。覚醒剤を所持していたなどとして起訴された槇原被告。各メディアによると「多大なるご迷惑ご心配をおかけし深くおわび申し上げます」と彼が述べたところ、「頑張れ!」との声援も上がったという。槇原被告は今年2月に逮捕。2年近く前の容疑であり、逮捕には不可解な点が指摘されていた。しかし、実は警察は16年も前から逮捕に向けて動いていたのだ。本誌は、大阪府警から流出した極秘資料を入手。A4判で15ページに及ぶ膨大な資料には、「槇原敬之が大阪で覚醒剤を仕入れ、使用していた疑いがある」といった趣旨のことが書かれていた。「警視庁は昨年、違法薬物の大物売人を関西で逮捕しました。その売人が太い顧客として名前を挙げたのが槇原被告でした。捜査当局は緻密に彼の内偵を進め、2月にようやく逮捕となりました。通常なら逮捕するには厳しい内容ですが、それでも踏み切った理由は売人の証言という強い証拠を握ったからでした」(捜査関係者)そんな槇原被告のことを信じるのが、父の博之さんだ。博之さんは2月20日に80歳の誕生日を迎え、くわえて息子のデビュー30周年イヤー。そうして喜ばしいことが続くはずだったが、事態は一転した。2月13日に本誌が訪ねたところ、憔悴した姿を見せた博之さん。自身が大腸ガンを患ったときも、「息子は心配して、何度も見舞いに来てくれました。今でも頻繁にテレビ電話をかけてきてくれてね。会えなくても、顔を見せてくれていたんです」と一人息子の優しさを明かしてくれた。しかし、本誌3月10日号に登場した博之さんは笑顔を見せてくれた。博之さんは留置されていた槇原被告と対面したといい、「息子は憔悴しているどころか、とても元気そうでした」と報告。そして、こう語っていた。「私に『僕はやってない。だから、心配しないで……』とはっきり言ったんです。本人から直接、その言葉を聞けてホッとしてね。息子の言うことを信じてあげようと思うのは、どこの親も同じ。それで『わかった。それやったら(警察の方に)しっかりと調べてもらい!』と言って帰ってきました」そのいっぽうで博之さんは「(薬物をやっていないというのは)あくまで息子が言ったことなので……。最終的には、検察の方が調べることですからね。私は専門家でもないので、今後どうなるかはわかりません……」と不安も明かした。息子を信じる父に、保釈した槇原被告は何と言葉をかけたのだろうか。
2020年03月08日中居の策士ぶりが光る会見だった週末の情報番組などの報道を経て、ひととおりできった感のある元SMAP中居正広(47)のジャニーズ事務所退所会見。あらためて確認してわかったことは、質問をガッチリ受け止めているふうで微妙にかわした中居の“手練手管”と、深掘りしきれなかった取材陣の“技量の差”、だ。「取材陣が最初から舞い上がっていましたね。ただでさえ、大きな会見の場合、メディアはテンション上がりぎみで臨むクセがあるのですが、そこをまず中居が上手く、くすぐった」と芸能記者。■中居の話術にハマるメディア開始時間の15分前に突如、何の前触れもなく会見場に現れた中居に、カメラマンは慌てふためいた。大いにブレる映像をオンエアするテレビ番組があったように、身構える前に登場することで、さらに会場のテンションを上げ、自分との垣根をなくした。手には「フラッシュの点滅にご注意ください」という、テレビ画面のテロップに流れる決まり文句を書いたボード。おかしい。中居のうまさだ。会見は、無制限に質問を受ける、というウェルカムのスタイル。そのことによって取材陣にすべて質問を吐き出させ、きちんと満足させる狙い。16時からスタートした会見だったが、番組収録が18時に設定されていたため、吉本興業の岡本昭彦社長の釈明会見のように、5時間越えになることは最初から想定されていなかった。にもかかわらず、無制限で質問を受けるスタイルを打ち出すことは、好感を呼ぶ。質問に対し中居は、正面から答えたり、うまくかわしたり、一般論にすり替えたり、微妙なテクニックを駆使した。「中居はうまいなぁ、と思ったのは、『新しい地図』と共演する可能性と、SMAP再結成、YouTubeで発信することについて触れたところ。中居は『1%から99%』の間と可能性について触れていますが、単なる一般論でしょ。0%、100%と言い切らなければ、そういうしかない。中居の発言を受けてメディアは、『SMAP再結成もある』と喜び勇んで報じた。確かに見出しとしては見え映えがいいんでしょうが、中居の術中にはまっている感じですよね」(情報番組デスク)肝心なことに対しては、口を割らないのも中居の手だ。SMAPの不仲説が出た当時の報道については「なんで知っているんだろう」と笑わせ「不仲でいいんじゃないですかね」「信用する人は信用していいし」とけむに巻いた。2016年11月にテレビ番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で生謝罪したことについては「覚えていない」と前置きし、当時のコメントについて「あれ以上でもあれ以下でもない」と、これまた何か言っているようで何も言っていないロジックを駆使している。まるで、小泉進次郎環境相並みだ。■悪のりするメディアにピシャリ中居が唯一、言いよどんだ場面があった。『新しい地図』の3人の退所がメディア出演の機会を奪われたことに対し、中居は現在のレギュラー番組が継続することについて聞かれたシーンだ。両者の違いを聞かれた中居は「ん?」「違い?」と言い迷った後、「まあ(番組が)終わることがあるんじゃないですか」と一般論に落とし込んだ。SMAPの楽曲『世界に一つだけの花』の作者、槇原敬之(50)について話が及んだ際は、「やってはいけないことはやってはいけない、このひとつに限るんじゃないですか」と、またしても言葉を駆使しての一般論でかわした。テレビ司会者やコメンテーターらは、こぞってこの会見を「成功」とたたえた。それは否定できないが、成功したのは「会見」ではなく、「中居の対応」である。ところどころ、中居による記者いじりもあり、笑いの絶えない会見はおしまいまで盛り上がり、メディアもハイテンションが続いた。それに冷や水を浴びせかけたのも中居だ。記者が「(取材陣と)記念撮影やりませんか?」と、卓球の福原愛選手が引退会見で「記念写真を撮りませんか」と、マスコミとの撮影を言い出したことをたとえに、中居に記念写真を持ちかけたのだ。福原選手の場合、自分から申し出たもので許されるとしても、メディア側から記念写真を申し出るなんて、図々しいというか、明かに悪のりだ。中居は「その思いやりはないです!まったくない!」とピシャリ。最後まで中居が株をあげ、それをマスコミがアシストした会見だった。<取材・文/薮入うらら>
2020年02月25日’10年の誕生日翌朝に元恋人(左)と一緒にいるところをファン2人に声をかけられていた槇原覚せい剤取締法違反などで逮捕された槇原敬之容疑者(50)の取り調べが続いている。「2年前に覚せい剤0・083グラムを所持していた疑いです。ずっと内偵が行われていたようですね。家宅捜索では、『ラッシュ』と呼ばれる危険ドラッグも発見されました。前回の逮捕後には、かなり反省していると語っていたんですけどね……」(スポーツ紙記者)■不起訴の可能性は限りなく低いただし、尿検査の結果が陰性だったことで、不起訴になる可能性も取りざたされているが『弁護士法人・響』の西川研一代表弁護士は、「2年前の事案なのに逮捕に踏み切っていることから、警察はかなり確度の高い証拠をつかんでいると思われること、同種の前科があること、常習性が推認されることなどから、不起訴の可能性は限りなく低いように思われます」裁判でも無罪は難しい。実刑もありうるのだろうか。「前回の判決と大きく変わらない可能性が高い。というのも、これまでの裁判の慣例として、執行猶予期間を終えて10年以上が経過すると“ひと区切り”として判決をくだす印象です。そのため起訴内容にもよりますが、懲役1年6か月から2年で執行猶予3~4年ぐらいかと推測します」■公私ともに支え合った元恋人との別れ逮捕されたとき、槇原はマネージャーを募集していた。「応募の締め切りは3月末。ファンの間では“マネージャーがなかなか決まらない”と話題になっていました。前の社長がいなくなってからマネージャーが定着しなかったそうで、“やっぱり元カレがいないと、マッキーはダメなのかな”というファンもいました」(槇原のファン)“前の社長”というのは、槇原の元恋人のこと。前回の’99年に、一緒に逮捕されている。「もともとは新宿二丁目で働くゲイバーの店員でした。槇原さんのアルバムには、この元恋人男性が作詞した曲もいくつかあるそうです。裁判で槇原さんは“もう2度と会いません”と話していましたが、すぐに再会して公私ともに一緒に支え合っていくことになりました。この男性は槇原さんの個人事務所の社長になって“スーパーバイザー”という肩書に。’10年にプライベートレーベルを立ち上げたのは彼の発案だったそうです」(前出・スポーツ紙記者)ただ、今回の逮捕は、その男性が槇原を“売った”ということになる。「一昨年3月に元社長は逮捕されています。自宅にあった覚せい剤は誰のものかと問われ “それはマッキーの”と答えたようです。それが今回の逮捕につながったようですね」(前出・スポーツ紙記者)この男性と別れたことで、槇原の生活態度は変わったと言われていた。「元恋人と縁が切れてから槇原さんは朝型の生活になり、普段から運動をするように。覚せい剤に手を出さなくても、心穏やかに音楽活動ができる環境になったと思われていたんです」(芸能プロ関係者)■自宅の池を挟むように配置された鳥居と龍しかし、槇原が逮捕された自宅には元恋人との“絆”をうかがわせるものがあった。「建築中に見たから今は外からは見えないけど、駐車場の奥は庭になっていて、そこに池があります。その周囲にきれいな白い石が敷き詰められていてね。池の先は家なんだけど、池を挟むように、一端には鳥居、もう一端には龍のオブジェがあったんです。鳥居は人間と同じくらいの大きさで木製。色はついておらず、木目が出ていましたね」(近所の住民)元恋人が神社の息子という報道もあり、自宅に鳥居を設置したのかもしれない。「自宅の土地を購入したのが’13年で、’18年ごろに住み始めたようです。元恋人と暮らす“愛の巣”にするために鳥居も建てたのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)槇原は’18年に京都の伏見稲荷にも鳥居を奉納している。小さいものでも21万円、大きなものでは160万円を超える値段だ。逮捕を受けて、神社は鳥居をどうするのか。「信仰の厚い方ですので、本人の申し出がない限り、神社側から撤去することはありません」(神社の職員)■逮捕の半年前から警察が聞き込みに自宅周辺では、最近でも槇原が普段どおりに近所を出歩く様子が目撃されていた。「槇原さんは昨年末も表参道ヒルズ内のイタリアンで中年男性と食事していました。最後に見たのは逮捕の3日前。車の助手席にいました。覚せい剤をやっているようには見えませんでしたけど……。そういえば、半年ほど前から警察が聞き込みに来ていました。カメラの設置を頼まれた人もいます。何の調査かは教えてくれなかったけど、かなり前から警察は動いていたんですね」(別の近隣住民)新恋人と目されるのは、「’19年10月に槇原の個人事務所の新代表に就任した男性です。元恋人も事務所の代表だったことから、その可能性は高いと囁(ささや)かれています」(前出・芸能プロ関係者)その男性が住む東京の中央線沿線にあるマンションも訪ねたが、応答はなかった。■槇原が逮捕直前にしていたこと槇原は自宅のほかに横浜にも家を持っている。近くには洋館や教会、外国人墓地などがあり、異国情緒あふれる景観で人気の地域だ。「槇原さんは前回逮捕されるより前に住んでいましたが、短い間でしたね。隣が駐車場だったので、家に入る瞬間を見たことがあったくらいです。建物には人の出入りが多くて、事務所としても使っていたんじゃないでしょうか?」(近所の主婦)登記簿によると槇原は’95年にこの建物を購入している。しかし、今回の逮捕直前の2月6日に、なぜか登記の名義人事項が変更されていた。「ファンの中には“お金に困っているのかな?”と勘ぐる声もありました。昨年からカバーアルバムを含めたCD発売が続いていたからです。ただ、1月に槇原さんは木村拓哉さんのラジオにゲストで出たとき、アルバムを出すのは30周年という特別なタイミングだからと話していました。今までの自分の作品を、記念になるような、まとまったカタチにしておきたいと。30周年に向け、気合が入っていましたね」(音楽業界関係者)さまざまな謎が残されたが槇原はペットとの暮らしにやすらぎを見いだしていたようだ。現在の自宅では、犬2匹、猫1匹と暮らしていた。「愛犬家として知られていましたが、’15年から猫も飼い始めました。とても可愛がっていて、SNSに写真をアップしていましたよ」(前出・槇原のファン)保釈後に、彼の口から何が語られるのか──。
2020年02月25日「あの後、東京で息子に会ってきました。事務所の人といろいろ話して、接見できたのは2月17日。時間はあらかじめ決まっていて、約20分間の対面でした」記者にそう打ち明けるのは、槇原敬之容疑者(50)の実父・博之さん(80)だ。槇原容疑者が覚せい剤取締法違反などの疑いで逮捕された2月13日、本誌は彼の実家を取材していた。その際、博之さんは「どうか、嘘であってほしい……」と泣きださんばかりの表情で告白。そして取材後には、失意のまま東京へと向かっていた。それから4日後に、親子の対面を果たしていたのだ。「槇原容疑者は現在、東京湾岸署に留置されています。覚せい剤所持の容疑についてはおおむね認めているものの、使用については否認していると報じられていました。そんななか、長年同居していた元パートナー男性・A氏が複数のメディア取材に応対。『(槇原容疑者に)薬物を何回も渡した』という“衝撃の告白”をしたのです。そのため、槇原容疑者はますます追い詰められています」(スポーツ紙記者)しかし、父・博之さんは笑顔で息子の様子をこう語った。「息子は憔悴しているどころか、とても元気そうでした。そして私に『僕はやってない。だから、心配しないで……』とはっきり言ったんです。本人から直接、その言葉を聞けてホッとしてね。息子の言うことを信じてあげようと思うのは、どこの親も同じ。それで『わかった。それやったら(警察の方に)しっかりと調べてもらい!』と言って帰ってきました」前回の取材では「(覚せい剤取締法違反容疑での逮捕は)今回で2回目。もう、息子の人生は終わりだと思います。私らも、ここには住んでいられなくなりそうです……」と語り、“深い失望”に打ちひしがれていた博之さん。だが「僕はやっていない」という息子の肉声を聞けたことで、落ち着きを取り戻したようだ。取材中、「前回の記事、読みましたよ。とてもよく書けていましたね」と笑う一幕もあった。ただ、それでもどこかで心配なのだろう。最後には、こんな複雑な胸中も漏らしていた。「(薬物をやっていないというのは)あくまで息子が言ったことなので……。最終的には、検察の方が調べることですからね。私は専門家でもないので、今後どうなるかはわかりません……」父に伝えたとおり、槇原容疑者は“無罪放免”となるのだろうか。「女性自身」2020年3月10日号 掲載
2020年02月25日「当初の計画では、ライブの選曲は1月8日発売のアルバム曲と、主演ドラマで使用した楽曲のカバーという“2本柱”で進んでいました。それが、あるとき木村さんからSMAPの楽曲も歌いたいと提案があったんです」(音楽関係者)2月8日から東京・国立代々木競技場第一体育館で始まった木村拓哉(47)のソロライブツアー。彼のライブは、SMAP時代の’15年1月から約5年ぶりのことだ。全20曲を熱唱した木村だが、東京公演の3日間を通して、SMAP時代の名曲『夜空ノムコウ』を歌った。会場からはファンの大歓声が上がった――。そんな木村だが、今回SMAPの代表曲『世界に一つだけの花』を歌うことはなかった。前出の音楽関係者によると、選曲打ち合わせでも同曲が候補に挙がることはなかったという。「5人それぞれのパートがあり、木村さん1人で歌うにはさすがに荷が重すぎます。ただ、それ以上に、木村さん自身が“この曲は1人で歌うものではない。5人で歌うべき曲”と考えていたからでしょう」1月12日、木村のラジオ『木村拓哉Flow supported by GYAO!』に作詞・作曲をした槇原敬之(50)がゲスト出演した際、槇原はこんな感謝も口にしている。「SMAPというアイコンに対して、時代とかいろいろなものがあって生まれた宿命みたいな曲。だから、SMAPがいなかったらあの曲は書けてないですよ。それは間違いない」実は、ソロツアーでも歌わなかった『世界に一つだけの花』が世界の大舞台で披露される計画が極秘裏に進んでいたという――。「7月から開催される東京五輪のセレモニーなどでこの曲を使いたいという構想が進んでいたんです。『世界に一つだけの花』は平成で最も売れたシングル曲。詞の内容からも五輪の世界中の人々へアピールするにはうってつけです。安倍首相も昨年4月、元号が平成から令和に変わる記者会見で『世界に一つだけの花』をたとえに出し、『次の時代を担う若者たちが、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そのような若者たちにとって希望に満ちあふれた日本をつくりたい』と語っていました。首相のそうした意向もあり“56年ぶりの東京五輪でこの曲をどこかのタイミングで披露する”よう関係各位に水面下で働きかけていたといいます」(東京五輪関係者)新しい地図の3人、稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)がパラリンピックの公式サポーターに就任していることも、同曲が選ばれた理由に大きな影響を与えていたという。「もしメンバーそろっての歌唱が難しい場合でも、槇原さんが歌い、会場の観客と大合唱するということも選択肢のひとつでしたが……」(前出・東京五輪関係者)だが、そんな“夢の計画”は、一瞬で吹き飛んでしまった――。2月13日、槇原が覚せい剤取締法違反と、医薬品医療機器等法違反の疑いで逮捕されてしまったのだ。「槇原さんは木村さんのアルバムの中に、作詞・作曲・編曲を手掛けた『UNIQUE』という曲も提供しています。逮捕前の東京公演では3日間、すべてで歌っていましたが、大阪での2公演では見合わせる方向で話が進んでいます。木村さんが“SMAPファンへの恩返し”として心で温め続けていた、『世界に一つだけの花』を披露する機会も幻に終わってしまいました。今回の逮捕に、木村さんもひどく驚き、ショックを受けています」(前出・音楽関係者)“晴れ舞台”を見られたかもしれないSMAPファンには、あまりにつらい事件になってしまった。「女性自身」2020年3月3日号 掲載
2020年02月20日槇原敬之歌手の槇原敬之が2020年2月13日、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。容疑は’18年3月に、自宅マンションで覚せい剤と危険薬物を所持していた、というものだ。’99年8月にも同じ容疑で逮捕され、懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を受けており、今回は2度目の逮捕。昨年10月からデビュー30周年イヤーをスタートし、3月4日にはこれまで提供した楽曲をセルフカバーしたアルバムをリリース予定で、秋からは全国ツアーも控えている状況での逮捕に、関係者も動揺を隠せない。■A氏から槇原敬之への“復讐”が果たされた?2度の逮捕で注目されているのが、‘18年まで槇原容疑者の個人事務所の社長で、同棲相手だったA氏の存在だ。「A氏は‘99年に槇原容疑者と一緒に逮捕され、それによって2人の関係も明らかになりました。当時、A氏が新宿のパブで働いているということで新宿2丁目界隈にはマスコミが押しかけ、なかにはA氏の実家まで割り出すところもありました。法廷でA氏は、“槇原さんとはもう会わない”と明言し、槇原容疑者も“もう連絡はとらない”と訣別したのに、その翌年には同棲生活をスタートさせていました」(スポーツ紙記者)その後、A氏は‘06年から槇原容疑者の個人事務所の代表に就任。‘18年3月に覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されるまで、関係は続いていたという。「A氏は逮捕される直前に、槇原容疑者から事務所代表を解任されました。警察が訪れた際、槇原容疑者は部屋におらず、逮捕を免(まぬが)れましたが、調べのなかでA氏が薬物の一部について、“それはマッキーのもの”“違法薬物を槇原に渡したことがある”などと供述したことが、今回の逮捕につながったと言われています。ただ、どうやらそのころには2人は破局を迎えていて、それも槇原容疑者が一方的に別れを告げたそうです」(同前・スポーツ紙記者)一部では「槇原容疑者に新恋人ができ、20年以上の関係を一方的に切られた。その“裏切り”に対するA氏の復讐」(テレビ局関係者)という見方もあるという。「逮捕後に行われた簡易尿検査でも、槇原容疑者は違法薬物の陽性反応が出ませんでした。警視庁組織犯罪対策5課は、違法薬物の使用について引き続き調べていますが、“僕は長い間、薬をやっていません”“検査をしても反応は出ないと思います”と供述しているようです。A氏の証言のみで逮捕に踏み切ったわけではないと思いますが……」(同)蜜月時代には、2人で飼っていたフレンチブルドッグを連れて仲よく散歩し、笑顔で向き合いながらカフェを楽しむ姿が目撃されていたという。「最初の逮捕のときもコンサートは中止、CDも回収となり、損害額は数十億円にのぼったと言われました。今回は当時に比べれば金額的な損害は少ないとはいえ、“20年間も再犯しなかったのに”という失望感と、“あんなにたくさんの名曲を生み出したのに……”という無念さが、ファンの間に流れています」(女性誌記者)(取材・文/小窪誠子)
2020年02月19日槇原敬之人気ミュージシャンの槇原敬之(50)が、覚せい剤所持の疑いで逮捕された。当然ながら、大きな影響をもたらしているが、21年前、同じ罪で逮捕されたときの衝撃は今回の比ではない。初犯だったことに加え、シングルを次々とベストテン入りさせる現役のヒット歌手だったからだ。■楽曲から見るマッキーの「魔界」そんな当時の最新シングルが『Hungry Spider』(’99年)。逮捕の前々月にリリースされ、オリコンで最高5位を記録した。ドラマ『ラビリンス』(日本テレビ系)の主題歌でもあったダーク・ファンタジーである。詞の内容は、こういうものだ。飢えた蜘蛛(くも)が美しい蝶に恋をし、その蝶が彼の張り巡らせた糸に引っかかってしまう。蜘蛛は食べるかどうか迷うが、恋を選び、空腹に耐えて蝶を逃がしてやる。ただ、恋といってもそれは一方的な妄想にすぎない。過去に音楽評論家の近田春夫氏は「ストーカーの心理みたいなものが、彼の歌のなかにはいつも漂っている気がする」(『週刊文春』’99年7月8日号より)と分析した。実際、槇原には『SPY』(’94年)のようなストーカー心理そのものを描いたヒット曲もある。そこで近田氏も、こう指摘した。「とらえようによっては、槇原敬之、あの清らかな歌声とは裏腹に、マリリン・マンソンなんかよりずーっと危険な音楽家(ロッカー)で ある可能性もあるゾ」(『週刊文春』’99年7月8日号より)背徳のカリスマなどと呼ばれる海外のアーティストにもなぞらえた、この予言(?)はその直後の逮捕によってある意味、的中する。また、逮捕直前のシングルがこれだったせいで、槇原の好青年的イメージを支持してきたファンのなかには「クスリがマッキーを変質させた」という見方も出た。しかし、ダークファンタジーも彼の引き出しだし、これは彼にしか書けない傑作だ。そして、彼自身のキャラクターとも無縁ではないだろう。そもそも、完璧な好青年などいないし、誰もが自分の魔界を持っている。結局、好青年的なイメージにしても『どんなときも。』(’91年)のような曲で世に出て、その系統の曲をいくつかヒットさせたことによるところが大だった。が、彼はその『どんなときも。』のなかで「正直」であることにこだわり《僕が僕らしくあるために》《好きなものは好き》と言いたいと歌っている。自分に忠実でいたいという思いが人一倍、強い人なのだ。それゆえ、ダークな世界も描きたいし、ともすれば、快楽への衝動にも負けてしまうのだろう。■マッキーの驚愕の発言正直でありたい人だから、本音もついつい口にしてしまう。今回の逮捕で、実は前回「いや~運が悪かったよ」と知人に語っていた話が報じられたが、逮捕5年後に行われた音楽誌のインタビューでも「可愛い万引き」にたとえていたりしたものだ。とはいえ、逮捕を機に、彼は思いきり善人志向にシフト。自分に忠実でいたいくせに、承認欲求も強い人だから、どんな自分なら受け容れられるか、いろいろと実験しがちなのだ。デビュー以来、髪型などのビジュアルがちょくちょく変わるのもその反映かもしれない。そこで、逮捕からしばらくは「魔界」どころか、「仏界」に入ったかのような曲を連発。そのなかでも注目したいのが、テレビへの復帰シングルとなった『Are You OK?』(’01年)だ。その詞はこういうものである。雨の日、転んでしまった主人公は誰にも助けてもらえず、それまでの自分本位な生き方を反省、今日してもらいたかったことを誰かにしようと決心する。別の雨の日、同じように転んでいた幼い女の子を助け、お礼を言われる主人公。さらに別の雨の日、主人公が転ぶと、今度は「Are You OK?(大丈夫ですか?)」と誰かに声をかけられる。とまあ、誰かを助けたら、自分も助けてもらえるはず、というこの願いは、当時の彼自身の切実な思いでもあったのではないか。そして、あの奇跡が起きるのだ。■平成の名曲の誕生翌年、SMAPのアルバム用に『世界に一つだけの花』を提供。これがシングル化され、平成最大のヒット曲となったことで、槇原は復権を果たした。そこから十数年がたち、逮捕の記憶はすっかり風化していたといえる。「提供キング」と呼ばれるほど、その作品が重宝されていたことを思えば、多くの人にとって再犯は想定外だったのだろう。また、前回、一緒に捕まった男性パートナーといったんは絶縁したものの、復縁して一時は事務所の社長も任せるほどの仲に。この男性の告白(「デイリー新潮」)によれば、槇原からヨリを戻したのに、2年前、別のパートナーに乗り換えられたという。この証言が、今回の逮捕につながったともされる。槇原が「正直」に動いたことでこういう局面にもなってしまったわけだ。はたして、再び転んだ槇原に、手は差しのべられるのだろうか。ただ、ある意味、魔界に2度落ちてしまったのだから、これから復帰するにしても、ダークなものをやったほうがよさそうな気がする。繰り返して言うが『Hungry Spider』もまた、彼にしか書けない傑作なのだ。そして『世界に一つだけの花』のような奇跡は何度も期待できるものではない──。PROFILE●宝泉 薫(ほうせん・かおる)●作家・芸能評論家。テレビ、映画、ダイエットなどをテーマに執筆。近著に『平成の死』(ベストセラーズ)、『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『あのアイドルがなぜヌードに』(文藝春秋)などがある。
2020年02月18日2月13日、槇原敬之容疑者(50)が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。その発端は、’18年3月。元事務所社長で長年にわたり同居していた男性・A氏が逮捕されたことだった。彼はいったい、どんな人物なのか。事件を取材してきたスポーツ紙記者はこう語る。「’99年8月、槇原容疑者は覚せい剤所持で逮捕されました。A氏はそのときもいっしょにいて、逮捕された人物です。小柄で小太りの体形。2人は、27年前から交流があったそうです。’06年、槇原容疑者はA氏を個人事務所の代表にも就任させています。’18年にA氏が再び逮捕されるまでは、ずっといっしょに住んでいたようです」それほど重要な“パートナー”だったA氏。彼の存在が、槇原容疑者に与える影響は大きかった。「2人を知る人たちは『簡単に切れる関係じゃない』と言っています。A氏の実家は神社で、両親も神主。それもあってか、槇原容疑者は彼を“御神職さま”と呼んで心酔していました。A氏を事務所の代表に据えたのも、そういった“スピリチュアル”な才能に期待したことも大きかったようです。彼の影響は曲作りにも及んでいます。最初に逮捕される前、槇原容疑者は“恋愛ソング”を多く手掛けていました。しかしA氏と仕事するようになってからは『世界に一つだけの花』に代表されるような、“人類愛”や“平和”を歌う方向へとシフトしていきました。そこにはA氏の“陰のプロデューサー”としての助言もあったようです」(前出・スポーツ紙記者)槇原容疑者にとって、A氏はまさに欠かせない存在だった。ただ、いっぽうでは覚せい剤から逃れることのできない呪縛となっていたのかもしれない。ヒガノクリニックの日向野春総院長はこう語る。「覚せい剤は、仲間がいるとやめにくいといわれています。互いに共感し合うことで、やめようという意志がなかなか湧いてこないんです。また仲間がいることで、売り手との接点も増えます。すると自然と覚せい剤が身近な存在になっていくため、再犯につながりやすいのです」そうした関係も、A氏の逮捕によって変わっていたようだ。前出のスポーツ紙記者が続ける。「槇原さんの所属事務所は、A氏について『逮捕の4日前に解任した』という内容の声明を発表していました。そのため、A氏は『槇原に裏切られた』と言っていたようです。一部では、槇原さんが別の男性と親交を深めていったとも報じられています。また、A氏との間で金銭トラブルがあったとの報道もありました」槇原容疑者が逮捕された当日の夜、渋谷区内にある自宅前に1台の警察車両が横付けされた。後部座席から降りてきた男性は頭をフードで覆ったまま、足早に容疑者の自宅へと入っていった――。槇原容疑者を取り巻く複雑な人間模様。その“愛憎劇”はどこへ向かうのか。神田お茶の水法律事務所の上谷さくら弁護士は語る。「前回の逮捕は21年前のことなので、今回の裁判ではあまり考慮されないでしょう。これだけ間が空いていると、2度目も執行猶予がつく可能性はあります。刑としては懲役1年6カ月~2年、執行猶予3~4年ほどになるのではないかと思います」長らく断ち切れなかったA氏との関係と薬物の誘惑。その代償は、あまりにも大きい。「女性自身」2020年3月3日号 掲載
2020年02月18日「彼にはかなり前から『またクスリをやっている』という噂が出ていました。昨年12月ごろからは特に、警察が彼の周辺を熱心に聞きまわるようになっていました」(捜査関係者)2月13日に覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された槇原敬之容疑者(50)。その発端は’18年3月、元事務所社長で長年にわたり同居していた男性・A氏が逮捕されたことだった。当時、2人の住んでいたマンションの一室から覚せい剤と危険ドラッグが発見された。それらについて、A氏は「マッキーのものです」と供述していたという。ただ、すでに2年近く前の話。なぜ今になって逮捕されたのかと疑問の声も上がっている。しかし実は、警察は16年も前から槇原容疑者の2回目の逮捕に向けて動いていたのだ。本誌は’03年12月、ある極秘資料を入手していた。大阪府警から流出した、覚せい剤取締法違反容疑にまつわる捜査資料。容疑者について、記事では“人気歌手”と名前を伏せていた。その人物こそ、槇原容疑者だった。当時、本誌はこの重要な捜査資料を紛失した府警の失態について報じていた。A4判で15ページに及ぶ膨大な資料の内容は、次のようになっている。「東京捜査」とタイトルのある表紙。ここには捜査場所として、槇原容疑者とA氏の住所が記載されている。さらには、捜査にあたる警察官4人の氏名も記されていた。次に、過去3年間にわたる槇原容疑者の交通違反記録が1枚。彼の家族構成を記す戸籍のコピーが1枚。続けて「覚せい剤取締法違反容疑者槇原敬之こと槇原範之に対する捜査計画」と記載された書類が4枚。彼の歌手としての経歴や、捜査の経過や今後の計画についてが詳細に書かれている。そして、「府外捜査計画書」という書類が1枚。東京での捜査目的について記したもので、要件は槇原容疑者の「覚せい剤取締法違反被疑事件」。内容は「裏付け」とあり、捜査の日時や場所などが記されていた。さらには槇原容疑者の自宅と所属事務所、A氏の住居付近の地図が6枚。槇原容疑者の自宅と所属事務所の写真を貼付した書類も1枚あった。資料には“槇原容疑者が大阪で覚醒剤を仕入れ、使用していた疑いがある”との内容が書かれていた。その裏付けのため、大阪府警が東京で捜査を進めようとしていたのだ。府警が槇原容疑者の逮捕に向けて執念を燃やしていたことがうかがえる内容だ。しかし、当時は逮捕に至らなかった。そんななか、’18年にA氏が逮捕された。このときも槇原容疑者逮捕の決め手には欠けたが、今度は立ち消えにはならなかった。再び有力情報が入ったため、警視庁が動きだしたという。「警視庁は昨年、違法薬物の大物売人を関西で逮捕しました。その売人が太い顧客として挙げた名前に入っていたのが、槇原容疑者だったのです。そこから捜査当局は緻密に彼の内偵を進め、2月にようやく逮捕となりました。容疑は2年も前に違法薬物を所有していたというもので、通常なら逮捕するには厳しい内容。それでも踏み切った理由は、売人の証言という強い証拠を握ったからでした」(前出・捜査関係者)「女性自身」2020年3月3日号 掲載
2020年02月18日「もう、『なんでやねん!』という気持ちでいっぱいです。薬なんて、とうの昔にやめていると思っていました。最近も薬をやっている様子なんてまったくなかったですし、よく『一度やったらやめられない』という話を聞いても『そんなことはないよ。だって息子は実際にやめたんだから』と思っていたくらいです」泣きださんばかりの表情でそう語るのは、槇原敬之容疑者(50)の父・博之さん(79)だ。2月13日に覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された槇原容疑者。’99年にも同様の罪で逮捕されており、その際に彼は直筆のコメントでファンや関係者に次のように謝罪していた。《今後は、絶対にこの様な事を起こさないことを、堅くお約束いたします》前回の逮捕から、長い時間がたった。その間、「息子は薬を断ち切っている」と心から信じていたという博之さん。2度目となる息子の“まさかの裏切り”に、憔悴している様子だった――。’69年5月、大阪府高槻市に生まれた槇原容疑者。父の博之さんは電器店を営んでいたが、一人息子の才能開花のためにサポートを惜しまなかったという。「槇原くんは5歳のころ、保育園の先生の影響でピアノを習い始めました。当時、男の子で音楽をやっているなんて彼ぐらい。でもお父さんは、誰よりも彼のことを応援していました。仕事が忙しいのに、よくコンサートに連れていったりしていてね。小学校のときには、彼が『家族で(ピアニストの)リチャード・クレイダーマンの演奏会に行ってきたんだ!』とうれしそうに言っていたのを覚えています」(地元住民)中学に入ると、友人とポップス同好会を作った槇原容疑者。次第に一目置かれる存在となっていったが、その陰にも父の応援があったようだ。「彼の家には、高価なオーディオがそろえられていました。それに、20万円以上するキーボードも。音楽にのめり込んでいく一人息子に、お父さんがプレゼントしてくれたのでしょう。おかげで、槇原くんはどんどんうまくなっていきました。当時はびっくりするぐらいまじめなコでね。生徒会の選挙にも立候補するほどだったのですが……」(別の地元住民)そんな親子の夢がかない、’90年にデビューを果たす。翌年に『どんなときも。』が発売されると、ミリオンセラーを記録。誰もが知るアーティストとなっていった。だが人気絶頂の’99年、覚せい剤取締法違反で逮捕。そして今回、2度目の逮捕となったのだ。今年、槇原容疑者はさまざまな企画に乗り出していた。デビュー30周年の特設サイトを開設し、コンサートツアーの開催も決定。昨年10月には“30周年記念第一弾”と銘打ち、初のカバー曲のベストアルバムもリリースしていた。博之さんはいま、槇原容疑者への“深い失望”に打ちひしがれている。「親と子ですからね。何か言葉にしなくても、それ(薬をやめること)はお互い気持ちで伝わっていると思っていました。実際、その後は順調にいっていると思っていました。ただ、今回で2回目。もう、息子の人生は終わりだと思います。私らも、ここには住んでいられなくなりそうです……」“一家離散の危機”に無念の思いを明かす博之さんは現在、79歳。5年前には大腸がんを患ったという。それだけに、逮捕の一報はことさらこたえただろう――。「女性自身」2020年3月3日号 掲載
2020年02月18日「息子が逮捕されたと知ったのはついさっき。ほんの1時間ほど前のことでした。急にいろんな人から電話がかかってきたり、メールが届いたりして……。もう、体に震えがきました。どうか、嘘であってほしい。二度と薬なんてやらないと思っていました。でも、これが現実なんですね……」泣きださんばかりの表情でそう語るのは、槇原敬之容疑者(50)の父・博之さん(79)だ。2月13日、槇原容疑者が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。’18年4月に東京港区のマンションで、覚せい剤が含まれた粉末を所持していた疑い。さらに、危険ドラッグを所持していた疑いもあるという。’99年にも同様に、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されていた槇原容疑者。その際、彼は直筆のコメントでファンや関係者にこう謝罪していた。《今後は、絶対にこの様な事を起こさないことを、堅くお約束いたします》しかし、それから21年。再び逮捕されてしまったのだ。博之さんは現在、79歳。5年前には大腸がんを患ったという。それだけに、逮捕の一報はことさらこたえただろう。「僕も、もう年です。手術をして、人工肛門にもなりました。腸も飛び出してしまっています。息子は心配して、何度も見舞いに来てくれました。今でも頻繁にテレビ電話をかけてきてくれてね。会えなくても、顔を見せてくれていたんです」実は最近も、槇原容疑者は両親と会っていた。逮捕6日前の2月7日、京都・伏見稲荷にいっしょにお参りへ行ったという。「私ら夫婦と息子、あと息子の会社の人と行きました。息子らは毎年行くみたいで、『いっしょにどうか』と誘ってくれたんです。そこでも、特に変わった様子はありませんでした。このときは、あまり息子とはゆっくり話せなかったのですが……。いや、でもプレッシャーがあったのかもしれません。今年はデビュー30周年なので、息子は『今年は頑張らなあかん』と意気込んでいました。それに『あれもせなあかん、これもせなあかん。これもやらんと!』とも言っていて、忙しそうでしたから」実際、槇原容疑者はデビュー30周年の特設サイトを開設。コンサートツアー開催も決定したほか、昨年10月には、初のカバー曲のベストアルバムもリリースしていた。だが、すべては逮捕によって崩れ去ってしまった。博之さんは親としての複雑な思いを明かす。「あの子のやったことは、許されないことだと思います。でも、それでも一人息子やからね……。あとのことは、やっぱり親がしてあげないと。あの子には、身内は私たちしかおらんのです。だから、今から妻と東京に行ってきます」そう頭を下げると、車に乗って走り去っていった――。博之さんは、2月20日に80歳の誕生日を迎える。傘寿のお祝いに加えて、息子のデビュー30周年。喜ばしいことが続くはずだった。そんな父を一転して絶望の淵にたたき落とした2度目の逮捕。両親との対面を果たすとき、槇原容疑者はいったいどんな言葉をかけることができるのだろうか。「女性自身」2020年3月3日号 掲載
2020年02月18日槇原敬之ピエール瀧、沢尻エリカに続き、芸能界にまたしても薬物禍が――。2月13日、覚せい剤所持などの疑いで逮捕された歌手の槇原敬之。’99年にも同じ容疑で逮捕され、有罪判決を受けた過去があり、今回が2度目。これまでの薬物事件と少し違ったのは、直近の所持容疑ではなく、2年前の所持容疑で逮捕されたということだろう。かなり時間がたっているようにも感じるが、なぜこのような形になったのか。『弁護士法人・響』の西川研一代表弁護士に話を聞くと、「覚せい剤の所持・使用事件の時効は7年なので、2年前の事案も起訴はできますし、逮捕することも可能です。今回、使用された証拠は2年前のものということですが、逮捕までこれほど時間が空くのは珍しいですし、通常であれば2年前の捜査当時に逮捕へ踏み切るかどうか判断をするはずです。当時は十分な証拠がそろわず、今回、LINEやメールのやりとりなどの新たな証拠が出てきたので逮捕に踏み切った可能性は考えられます。槇原容疑者を泳がせておいて、交友関係や入手ルートなどを探っていたという可能性もあるかもしれません」■レコーディングの直前に……覚せい剤と危険ドラッグ『RUSH』の所持については認めている槇原。最近は、“クスリとの関係は断ち切れた”と見られていた。「マッキーさん、いつもニコニコしながら自転車に乗っていたり散歩していたり。目が合うと微笑んでくれてね。覚せい剤をやっているなんて見えなかったですけど、まさか……」(自宅近所の住人)仕事にもクスリの影は見えなかったというが、予期せぬ突然の逮捕に、所属レコード会社は大わらわだ。「槇原さんは今年30周年で、アルバム2枚を出す予定でした。全国ツアーも行う予定でしたが、起訴されればすべて白紙に。すでに発売済みCDの出荷停止や回収、配信停止が検討されています。ピエール瀧さんのCDも回収されましたから、再犯である槇原さんには当然、厳しい対応になるでしょう」(レコード会社関係者)自身の楽曲制作やライブ活動だけでなく、テレビ番組などのテーマソング、CMソング、アーティストへの楽曲提供も多数手がけているだけに影響は広がるばかり。「『ヒルナンデス!』は槇原さんが作ったテーマソングを別のBGMに差し替えました。高田純次さんの街歩き番組『じゅん散歩』のテーマ曲も変更になりましたね」(テレビ局関係者)あの国民的名曲にも「これからどうなるの?」との声が寄せられている。槇原が作詞・作曲し、SMAPが歌った『世界に一つだけの花』だ。320万枚超というセールスを打ち立てただけでなく、『日本の歌百選』にも選ばれて、道徳の教科書にも歌詞が掲載されている。作品に罪はないとはいえ、不道徳どころか法を犯した疑いのある人間の言葉を、無垢な子どもたちに説明なしに学ばせるのはいかがなものか。教科書を発行する出版社は「担当者が不在で……」と言葉少なに繰り返すのみだが、困惑は隠せない。「’16年に歌い手だったSMAPが解散して以来、この歌は一度も歌われていません。解散の際、槇原さんは“この曲は(僕が)受け継ぐ”というコメントをして日本中が安堵したのですが、今度はその槇原さんまでいなくなった。つまり、この曲をライブで歌える人がいなくなりました。今後、曲自体が“お蔵入り”になってしまうかも」(前出・レコード会社関係者)そんな中、4月にデビュー40周年を迎える“歌姫”松田聖子もとばっちりを受け、大ピンチに陥っているという。「いま聖子さんは40周年記念アルバムを制作中なんですが、実は、その目玉が槇原さん書き下ろしの新曲だったんです。さらにその曲を記念アルバムの先行シングルとしてタイアップを付けて発売する予定だった。すでに楽曲は完成していて、レコーディングに入ろうとしていた矢先でした」(音楽業界関係者)槇原が聖子に楽曲を提供するのは今回が初。となれば、大きな話題になったであろう。「それも、すべて水の泡。イチから企画を練り直さないといけないレコード会社は頭を抱えていますよ。発売を公表していなかったのが、せめてもの救いでしたけどね……」(同・音楽業界関係者)大切な節目の年に泥を塗られた格好の聖子。彼女の所属事務所とレコード会社にアルバム制作の今後について尋ねたが、回答はなかった。クスリの使用については、一貫して否認している槇原だが、聖子をはじめ信頼し期待していた人々を裏切ったことは間違いない。
2020年02月17日タレントのJOYが14日、自身のYouTubeチャンネルを更新。同日、薬物検査を受け、結果が「陰性」だったと発表した。JOYは13日、歌手の槇原敬之容疑者が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたことを受け、「槇原敬之容疑者の逮捕を受けて、明日、薬物検査に行ってきます」と宣言。「僕たちは自分が商品だという世界、芸能界にいる。自分が商品な以上は、そういう(薬物検査)のも対応していかなければいけないと思うし、自ら僕はクリーンですよって証明していくべきだと思う」と、薬物検査の必要性を語っていた。その宣言通り、東京・田園調布のクリニックで薬物検査を受けたJOY。動画では検査の流れを紹介し、「何にもしてないのにドキドキするよね」と心境を明かしつつ、尿検査を受けた。検査結果が出るまでの時間は「5~7分」。費用は「8800円」とのこと。待っている間にJOYは「こうやって僕が一歩を踏み出すことで、みんなが検査をすぐ受けに来るかって言ったら違うと思うんですけど、何か意識が変わってくれたらいいなって。芸能界で広まったらいいなと。安心して自分たちと仕事をしてほしいという思いが強くて」と語った。検査結果の発表の際には「ドキドキする。ちょっと待ってください。心の準備が必要です。怖いな」と吐露。だが、「陰性です」と告げられると、「クリア。やったよ。何にもやってないってわかってても怖いっすね。良かった。とりあえず私は陰性ということでしたので安心です」と安堵した。そして、「今後、私も証明したい、僕も証明したいっていう芸能人の方がいる時、一緒に僕もここに来て検査したりしても大丈夫ですか」と先生に尋ね、「全然大丈夫です。みんなを誘って連れてきてほしいですね。一般の方たちにも身近に感じていただけると思いますので」と言われると、JOYは「その動きもやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」と伝えた。また、「結果は陰性。クリーンなことを証明することができました。定期的に自分もこういう検査をしていけたらいいなって思っていますし、ほかのタレントさんでも、こういう動きとかに賛同してくださる方とかいると思うので、そういう方もぜひ僕のチャンネルにも出ていただいて、私はクリーンだよって証明していく仲間が一人でも増えていったらいいなと思います」とメッセージ。「今日は良い一歩を踏み出せたと思います。薬物はすぐになくならないと思いますけど、こういう行動で何かが少しでも変わっていけばいいなと思います」と述べた。
2020年02月15日歌手の槇原敬之容疑者(50)が2月13日、覚醒剤を所持していたなどとして警視庁に逮捕された。近年、ピエール瀧(52)や沢尻エリカ(33)が逮捕され、“芸能人と薬物”が社会的に波紋を呼んできた。しかし、槇原容疑者の逮捕には意外な反応が上がっている。各メディアによると槇原容疑者は18年4月、東京都のマンションで覚醒剤を含む粉末0.083グラムを所持していた。その前月には、いわゆる危険ドラッグを所持していた疑いも。当初警視庁はマンションの捜索で覚醒剤などを発見し、同居する知人男性を逮捕し起訴。しかしその後の捜査で槇原容疑者も所持していた疑いが強まったため、逮捕したという。槇原容疑者は99年にも覚醒剤を隠し持っていたとして、知人男性とともに逮捕・起訴された。ネットでは《マッキー悲しいなあ……。あんなに美しい曲を作る人なのに》《マッキー世代だしほんとショック》と悲しむ声が上がっている。いっぽうで槇原容疑者は2年前の容疑で逮捕された上、本人が容疑を認めたかどうかも報じられていない。そのため、逮捕をいぶかしむこんな声が上がっている。《逮捕されても2年も前の案件で使用してたか、所持してたかどうかなんてわからんと思うんだが》《なぜ2年前に逮捕しなかった案件で今さら動いたのか、不可解すぎる》テレビの報道にも疑問の声が上がっている。「とくダネ!」(フジテレビ系)は14日、槇原容疑者のSNSを特集した。槇原容疑者が楽器を楽しんだりスイーツを食べて喜んだり、踊ったりするシーンをシリアスな音楽とともに放送。「ハイテンション」と形容し、さらには耳のついた帽子をかぶり猫とともに挨拶するシーンも報じた。そうした行動をまるで薬物と因果関係があるように報じたことに対し、厳しい声が上がっている。《槇原敬之さんが「異常なハイテンション」になっているとされる動画を何度も見せられてうんざりしているんですが、あの様子が違法薬物のせいなのかは判らないし、だいたい自身で公式アカウントにヤバい状態の姿を投稿しますかね…?》《ただテンション上がってるだけで「薬物、やってるんだろな!」と彷彿させられるような動画を使いまわされてるのまじ可哀想だな》また槇原容疑者は「じゅん散歩」(テレビ朝日系)や「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)のテーマ曲を手掛けている。14日、それぞれの楽曲は差し替えられたがワイドショーでは槇原容疑者の楽曲が次々と流れている。そのため《ヒルナンデスとかは槇原敬之の曲使わないのに、ワイドショーではバンバン曲を使う矛盾》と指摘する声や、《流れる曲たちは やっぱり いい曲ばかり》《マッキー逮捕のニュースでTVで曲たくさん流れてるけどほんといい曲いっぱいだなあ》との声も上がっている。
2020年02月14日愛犬と戯れる槇原敬之(ツイッターより)マッキーこと槇原敬之が覚醒剤所持の容疑で、’99年に次ぐ2度目の逮捕となった。ピエール瀧、田代まさし、沢尻エリカと、もうイヤというほど薬物報道が立て続けに起こるので、情報番組のコメンテーターだって、話を振られても困るだろう。見ていて「薬物ネタ用のコメントが枯渇」している感さえあった。「あれほどの才能を持っていても一度手を出してしまうとやめられない……改めて恐ろしさを実感しますね」を繰り返すしかないのだろうか。『カッパ発見!』や『マドンナ痔だった!』という珍ニュースを提供する『東スポ』が逮捕の数週間前に、《次に逮捕されるのは『大物歌手X』》と予想し、見事的中させていたわけだが、記事中には《Xが"シャブ中"なのは業界で知られています。(中略) 使用歴は20年以上と言われているので、もうやめることは難しいんじゃないか」と芸能関係者》といった、すごい証言まで掲載されている。■SMAPファンvs電グルファンが勃発?それにしてもマッキーは一度、覚せい剤という“特に依存性が高い”とされている薬物で逮捕された過去があるにも関わらず、世間・スポンサーからの“圧倒的な信頼”を積み上げてきたことがわかる。その証拠に逮捕当日、相次いで報じられたのが、「『ヒルナンデス』のテーマ曲はどうなる?」「『じゅん散歩』のテーマ曲はどうなる?」であり、きわめつきは「『関西テレビ』の社歌はどうなる?」といった問題であった。……社歌って。どれもよほどの信用がないと依頼しなさそうなもんだが、どうだろう。番組ではそれぞれテーマソングを差し替えて放送された。そして、目下、世間を騒がせているのがいわずとしれた大名曲『世界に一つだけの花』の行方について。アーティストの薬物報道で思い出されるのが、昨年のピエール瀧の逮捕時に、電気グルーヴの楽曲が回収・配信停止になったことで起こった論争。いわゆる、“曲に罪はない”問題だ。『世界に一つだけの花』といえば、SMAP解散時にファンによる“花摘み”と呼ばれる購買運動が起こり、地道な草の根運動により売上枚数が激増。ついには累計売上300万枚を達成し、ファンのすさまじい団結力を示したという、なにかとストーリー性に満ちた一曲である。それに、小学校の音楽の教科書にも掲載されているくらいなので“国民的名曲”といっても差し支えないだろう。ネット掲示板では「この購買運動の印税のせいでマッキーが薬に手を染めた」というとんでもない理屈を持ち出してくる輩もいるのだが、やはりショックを隠しきれないというSMAPファンの声も少なくない。早速、朝の情報番組では『槇原敬之容疑者(50) “世界に一つだけの花”秘話』なる企画が放送されている。意地悪な特集よのぉ〜。そんなこともあってか、すでにファンのなかには楽曲救済にむけた行動をSNSで発信している者もいる。《何かをしなければ落ち着かないのでタワレコさんでさっそく花摘み》《私はダメ元でビクターさんにメールかお手紙を書こうと思う。槇原氏の逮捕によるCDの回収、廃盤、製造中止等の措置を取らないでいただきたいこと。「世界に一つだけの花」の購買運動が、どれだけファンの心を支えていたか、そんな気持ちを含めて》またも強い団結力が生まれそうになっているのだが、もし願いが叶って発売・配信の停止がなくなるとするなら、「じゃあ電気グルーヴの楽曲はどうなるの?全部聞けなくなってるけど」といった声が出てくるんじゃないだろうか。はたしてレコード会社はどういった判断をとるのか。マッキーの逮捕がファン同士の争いの火種になりそうな気配──。ちなみにSNSを見ているとすでに、《槇原容疑者逮捕1週間前、報道番組に生出演真っ白髭に歯はガタガタ》(デイリー)といった報道があったからか、「歯がボロボロだから怪しいと思っていた」「いや、歯ボロボロなのは昔からだから!」といった論争が始まっている。どちらにせよ失礼な話だろう。どんなテーマで争ってんだ。〈皿乃まる美・コラムニスト〉
2020年02月14日歌手の槇原敬之容疑者が13日に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたことを受け、所属事務所が槇原容疑者の30周年特設サイトにて謝罪コメントを掲載した。「槇原敬之の逮捕の報道について」と題し、「本日、当社所属の槇原敬之が逮捕されたという報道がございました。この様な事態が生じましたことは、たいへん遺憾なことでございます。関係各所の皆様、ファンの皆様へご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。続けて、「現在、詳細な事実確認を行っておりますが、警察において取り調べ中のため、その状況の進捗を待っているところでございます」と状況を説明し、「この事態を真摯に受け止め、多大なるご迷惑をおかけしております関係各位の皆様へ対応させていただく所存でございます。改めて関係者の皆様、ファンの皆様に深くお詫び申し上げます」と記した。
2020年02月14日タレントのJOYが13日、自身のツイッターとYouTubeを更新。歌手の槇原敬之容疑者が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたことを受け、14日に薬物検査を受けると宣言した。JOYは「槇原敬之容疑者の逮捕を受けて、明日、薬物検査に行ってきます」と宣言。「沢尻被告の時もツイートしましたが、芸能界の薬物検査はやっていく必要があると思っています」とつづった。YouTubeにて動画も公開し、「僕たちは自分が商品だという世界、芸能界にいる。自分が商品な以上は、そういう(薬物検査)のも対応していかなければいけないと思うし、自ら僕はクリーンですよって証明していくべきだと思う。これからの芸能界はそういうことが大切になってくると思う」と意見。「自分がクリーンだと証明していく。そうすると、企業にとってもタレントと仕事がしやすい環境ができていくんじゃないかと思う」と話した。そして、「僕がこういう話をしている以上、自分がしっかり薬物検査をやるべきだと思っているので、明日仕事の合間に薬物検査に行こうかなと思っています。それで自分がクリーンだということをまず証明したいと思います」と宣言。「芸能人の方が逮捕されるたびに、『全員やってるんじゃないか』とか『そういう世界なんでしょ』って疑われるのが悲しいので、まずは自分からクリアにしていきたいと思います。誰かが動くことで少しでも何かが変わればいいなと思っています」と語った。
2020年02月14日2月13日、歌手の槇原敬之容疑者(50)が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。槇原容疑者の逮捕は、1999年の覚せい剤取締法違反の現行犯逮捕に続いて2度目。芸能界では、昨年から薬物関係での逮捕が相次いでいる。2019年3月12日には、電気グルーヴのピエール瀧(52)がコカイン使用による麻薬取締法違反の疑いで逮捕。そして同年11月6日には元タレントの田代まさし被告(63)が覚せい剤所持の現行犯で逮捕された。田代被告は2001年に覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された後、違法薬物の所持で2004年と2010年にも逮捕されている。田代被告は逮捕後にメディアで依存の恐怖や更生の厳しさを語っていたにもかかわらず、2019年に再び逮捕された。4度目だった。また同年11月16日には、女優の沢尻エリカ(33)が合成麻薬MDMAを所持していたとして麻薬取締法違反で逮捕された。各メディアによると、取り調べでは「10年以上前から大麻やMDMA、LSD、コカインを使用していた」と供述していたという。相次ぐ薬物事件での芸能人の逮捕。薬物依存からの更生や、その後の活動の難しさにネットではさまざまな反応が上がっている。《最近クスリで捕まる芸能人多すぎ!》《沢尻エリカの次は槇原敬之か…。立ち直れるのかなー》《田代もマッキーも抜け出せなかったんだな》広がる薬物汚染に、心配の声は絶えない。
2020年02月13日2月13日、歌手の槇原敬之容疑者(50)が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。各メディアによると、槇原容疑者は2019年4月に東京都港区のマンションで覚せい剤を含む粉末を所持。また、覚せい剤のほかにも危険ドラッグを所持していた疑いもあるという。槇原容疑者は1999年にも、覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕されている。その際は懲役1年6カ月執行猶予3年の有罪判決が言い渡され、活動を自粛することとなった。しかし翌2000年にアルバムをリリースし、活動を再開。2003年には『世界に一つだけの花』を作詞作曲。SMAPに提供した同曲は、大ヒットとなった。槇原容疑者は『世界に一つだけの花』制作にあたり、覚せい剤事件と活動自粛から影響を受けたと語っている。《そこで思い知ったんですよ、“身の程”みたいなものを。でも、それがなかったら、勘違いしまくって“最低な人間”になっていたと思いますね。》(『テレビブロス』2015年3月7日号)99年の逮捕に対して“身の程を思い知った”ほど反省していたはずの槇原容疑者が、まさかの2度目の逮捕――。ネットでは、動揺の声が広がっている。《マッキー大好きなのにショックだよ…》《まさかまた覚せい剤やってしまうなんて思ってなかった》《マッキーすごく残念…なんでだ…》前回の公判後、《今後は、絶対にこの様なことを起こさない》と覚悟をあらわにしていた槇原容疑者。薬物との関わりは、簡単には断ち切れなかったようだ。
2020年02月13日