2020年4月2日 15:50
87歳生活評論家「既婚者は離婚しないほうがいい」と訴える理由
この時期に大切なのは、自分がヨタヘロ期にいることを自覚し、何事にも『エイヤッ!』とかけ声をして取り組むことです」
さらに、樋口さんが中高年世代の女性に訴えたいのが、既婚者は簡単に離婚をしないこと、働ける限りは仕事を続けること、この2つだという。
「男女平等がうたわれて久しいですが、日本の労働条件も年金制度も、残念ながら何十年もの間、男性優位に作られていますし、非正規雇用が断然多いのも女性です。また、女性同士でも、安月給で出世もできず、子育てや介護のためこま切れで就労する人より、サラリーマンの専業主婦のほうが、むしろ優遇される仕組みになっています。その専業主婦も、夫を見送った後はガクンと年金が減りますし……」
“かくて、女は貧乏に生まれるのではなく、女の生涯を生きることで老いて貧乏に落ち込むのだ”という格言を用いて、樋口さんは「BBB」=「貧乏ばあさん防止策」を呼びかけている。
「働ける人は、できる限り仕事を続けてください。介護離職なんてすると、自分の老後が大変なことになってしまいます。これからしばらく、日本は中高年層の雇用促進を目指さざるをえない時代が続くでしょう。50代にとっては、正社員になれるラストチャンスでもあるのです」
「女性自身」2020年4月14日号 掲載
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