2020年5月18日 06:00
少しの貯金で前向きに!“幸せビンボーマインド”のススメ
収入よりも、穏やかに生きることが幸せの基準になっているんです」
公営住宅で家賃は安く、年収100万円の年でも、なんとか暮らしていけたという。
「わが家の場合、夫のほうがつわもので節約家です。彼は専業主夫なので、情報収集能力にもたけていて。今の政府は、お得な情報は向こうから告知してくれませんから、こちらが調べて申請しないともらえない。申請して貯まったお金をどう増やすかまで考えてくれていて、とても頼もしいです(笑)」
とはいえ、いざとなると子どもにだけはお金をかけてしまうケースも少なくないが、それもない。
「たくさんの習い事や塾通いといった教育費にばかり使うより、自分たちの収入状況に合わせて、将来のために貯めるほうがいいんじゃない?と思うことはありますね。うちの子は水泳を習っているんですが、区の教室なので、すごく安い。でも、ここだけはお金をかけてあげたい、というポイントはつくっていて、わが家の場合は、それが歯列矯正。
あとは、夫婦の老後資金も見すえておきたいと思っています」
老後を視野に入れて使わないよう意識していくと、気がつけばお金は残り、貯金に回せるのだという。ほとんど物欲はないが、たまに何かを欲しいと思ったときでさえ。