心の会計だと一緒「10万円給付」“宝くじがあたった感覚”に注意
ようするに、この先、日本経済が未曽有の大不況を迎えることを想定した一時金の意味合いでしょう。給付金の額から推測するに、リーマンショックの数十倍の大恐慌が目前に迫っていることは間違いありません」(長尾さん・以下同)
長尾さんの話を裏付けるように、先日はアパレル大手レナウンが経営破綻。トヨタ自動車は5月の決算発表で、今期の業績見通しについて、営業利益79.5%の大幅減と予測。また百貨店大手の三越伊勢丹の4月の売り上げは前年比90.8%減。航空業界のANAは現在、運航予定便の9割以上を運休している。新型コロナ感染のニュースの陰で、コロナによる大恐慌が、ひたひたと、私たちの暮らしに迫っているのだ。
「おそらく今年の夏のボーナスは、軒並み大幅減か、支給を見送る企業も少なからず出るでしょう。想像もしない大手企業が倒産したり、身近なお店が閉店したり、3カ月後の私たちの暮らしぶりは激変するはずです。
そのとき、この現金給付こそ命綱になるんです」
次の7カ条が、長尾さんが教える「10万円給付のやってはいけない使い方」だ。【1】貯金「今の生活」に使うべし!
【2】投資「いまは損するばかり」と心得るべし!
【3】外食「家族でぜいたく」