くらし情報『「非正規労働者30万人失業」の恐怖、解雇通告への抵抗手段は』

2020年10月9日 06:00

「非正規労働者30万人失業」の恐怖、解雇通告への抵抗手段は

非正規労働者になんら手立てはないのだろうかーー。

都内の大手デパートに入る和菓子店で働いていて、今年6月末で雇い止めにあった、加藤悦子さん(仮名・47)。’17年8月から勤めていた彼女は派遣社員で、3カ月ごとの不安定な雇用契約だった。

「1日8時間、週5日のフルタイムでシフトに入り、手取り約20万円で働いていました。ところが今年4月に緊急事態宣言が出されたことで、デパートとともに和菓子店も臨時休業。一緒に働いていた正社員には休業手当が出ましたが、私は派遣会社から、手当は出せないといわれて。5月に入って和菓子店は営業を再開しましたが、出勤したのは1カ月で7日間だけ。短縮営業だったので勤務時間も減らされ、収入は6万円ほどに。
そのうえ6月いっぱいでの契約終了を、派遣会社から言い渡されたのです」

加藤さんが打った策には参考になることが多い。

「どうしても納得できなかったのは、臨時休業期間中に私は一銭ももらえなかったのに、ほかの派遣会社から派遣された人には休業手当が出ていたこと。そこでネットで調べて、個人でも加入できる労働組合に相談しました。休業手当を出してもらうため、派遣会社と闘うことに決めたんです」

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