坂東眞理子さん提唱「老後は“さしすせそ”でちょい働きを」
新しい環境に身を置き、人と出会い、自分をみがき続けよう。
【し】情報リテラシーを持つ
情報社会だからこそ、その真偽や要不要を見極めたい。他人の情報に惑わされず、自分たち夫婦の価値観を見直そう。
【す】“好き”を増やす
年齢とともに心はかたくなり、“好き”や“感動”が減少しがち。意識的に好きなモノ・人を見つけ、機嫌よく暮らそう。
【せ】世話をする
世話をされるより、する人が幸せになる。子や孫、他人の孫(たまご)をサポートして、必要とされる人になろう。
【そ】ソーシャルディスタンスを保つ
人間関係は、精神的にも空間的にも適正距離を保つ。
べったりでは互いに負担。親子や夫婦間でも伸び縮みさせよう。
私たちの心身は加齢とともにさび、どんどん鈍くなってしまう。
「だから、意識して新しい出会いを求め、つねに心はプラチナの輝きを持ち続けたいですね(さ=さびない心を目指す)。そして、情報社会においては、取捨選択する冷静さが必要。自分たち夫婦にとって何が大切か、価値観を見つめ直すことも大切(し=情報リテラシーを持つ)。価値観や好みを再確認できたら、その中に身を置いて機嫌よく過ごし(す=“好き”を増やす)