離れて暮らす高齢親の見守りはIT機器+“人の目”で!
「私は介護を始めて8年になりますが、見守りツールを活用してから介護が本当にラクになりました。機器の購入費用はかかっても、毎月かかるコストは基本的にネット回線だけなので、トータルコストはかなり抑えられます」
たとえば、「見守りカメラ」。現在、実家の台所と居間の2カ所に設置してある見守りカメラで1日数回、スマホにダウンロードしたアプリから母の様子を確認しているという。
「まず朝イチで居間のカーテンが開いているかどうか、朝起きてごはんを食べているか確認します。デイサービスに出かける前に、着替えて用意しているか。無事に帰宅したかどうか、随時スマホで確認できるので安心できます」
離れて暮らす親を介護するとき、見守りツールと“人の目”での見守りを併用するといっそう安心できる。
「母が1日一度は必ず誰かと会うようにしています。たとえば、月曜は訪問看護師さんが来る日、火曜と金曜はデイサービス、水曜はリハビリの日、木曜と土・日曜はヘルパーさんに来てもらう……と決めています。
万が一、一人で家にいるときに倒れてしまったら、私が見守りカメラで異変をキャッチして、24時間対応の在宅療養支援診療所に連絡をし、すぐに在宅医に来てもらえるようにお願いしてあります。