コロナ第3波で際立つ高齢者の感染 60代の重症化率は25倍超
清水教授はこう警鐘を鳴らす。
「ここでいう重症化とは、主に人工呼吸器を使う必要がある肺炎を意味します。だから25倍というのが8月までのデータを元にしているのであれば、乾燥しやすいこれからの時期はさらに重症化率が高まる可能性があります。
特に高齢者は若者に比べて肺の機能が低く、からだの免疫力も弱い人が多いです。喉の粘液によるバリアも弱くなっています。寒くなると水分を取らなくなるので、ますます乾燥しやすくなりますしね。すべてが連鎖的に悪い方向に向かうのです」
2020年も、あとひと月。無事に年を越せるよう、気を引き締めて日々を過ごしたい。
「女性自身」2020年12月15日号 掲載