2020年12月30日 06:00
初詣でのおみくじは「スマホで引く!」人気寺社の取り組み
■柄杓を使わず「手水」をとる
コロナ対策の一貫として、多くの人の手が触れる、手水舎の柄杓を撤去し、流水式の手水で対応する寺社も多い。
埼玉県神社庁をはじめとする30の都府県神社庁は、「変わらない祈りのために」というキャンペーンを展開し、専門家の指導のもとに作成したコロナ対策の「ガイドライン」を内閣府にも提出。その「ガイドライン」では、柄杓を使わない手水の作法も紹介している。
【流水式の場合のお作法】
(1)両手を出して手を清める。
(2)水を両手で受ける。
(3)手にためた水で口をすすぐ。
(4)最後にもう一度両手を清める。
■おさい銭もお守りも「オンライン」で
東京都の神田神社は、「オンライン授与所」など、IT技術を駆使している。
「コロナ禍で遠方からお参りに来られないとの相談を受け、10月にはお札の郵送フォームをホームページ内に設置。さらに11月からは、ご祈禱や、お守り、お札のオンラインでの授与を始めました」(神田神社広報担当・髙島瑞暉さん)
また、授与品を事前にスマホやPCから申し込む「お取り置きモバイルオーダー」も実施。申し込み時に決済し(クレジットカード、銀行振込み)