くらし情報『フキハラ盛りの高2息子、愛のある向き合い方とは(JINSEIのスパイス!第103回)』

2021年1月19日 17:00

フキハラ盛りの高2息子、愛のある向き合い方とは(JINSEIのスパイス!第103回)

もちろん母は僕が可愛い。だから、僕と母の立場では、実は、僕が優位なのです。母は盲目の愛で僕に接してきますから、それがわかる僕は、息子であるという立場を利用して、甘えます。自分のことを世界でいちばん許してくれる母だと知っているからこそ、フキハラをしてしまうのです。

外で偉そうにできない人が家の中でフキハラをするというのもあるでしょう。僕の息子はご存じのように父子家庭で長く生きています。しかも日本人ですから、フランス社会の中では少なからず浮いています。そういう環境で育った彼が唯一甘えられる相手は僕だけです。
そうした経緯で僕に不機嫌をぶつけてくることを、ハラスメントという冷たい言葉でくくってしまっていいのでしょうか?

今は何でもかんでもハラスメントと呼んで人権を主張しますね。それは人類平等感の上では素晴らしいことですけど、100年前にも、1千年前にもフキハラは家族内であったと思いませんか?それを「フキハラ」というわかりやすい言葉にしてブームにするのもわかりますが、溝が埋まるとは思えない。まずお互いの優しさや愛で、その人のささくれだった気持ちを慰めたいと思う気持ちが大切じゃないでしょうか?

奥様の場合、ご主人の情報が何一つ書かれてないのが少し不公平だと感じました。

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