コロナ疲れの日本人に最前線の辻仁成が喝!(JINSEIのスパイス!第104回)
と呼ばれ始めています。今後、驚くような速度で、変異種の感染が拡大してもおかしくない状況です。
そんななか、僕は自分が運営する「デザインストーリーズ」というサイトを通して、欧州で起きている現状を訴えてきました。子どもを守りながら、仕事をこなし、情報を発信してきたのです。当初、日本の読者の方々は、やはり対岸の火事的な反応でした。でも、僕は今日の日本の姿を1年前から想像できていたのです。誰かが「“ファクターX”があるから、日本人は重症化しない」と言い続けていましたが、ウイルスは変異をしますから、日本人だけがずっと安全なはずはない、と。重症者が増え始めたころから、徐々に日本の方も欧州からの発信に耳を傾けてくださるようになりました。
「デザインストーリーズ」のトップでは「欧州最新情報」という日本にはあまり入ってこないような、対コロナ情報を扱うコーナーを運営しています。そこでは「コロナにかからないためにどう行動するのか?」「免疫力の高め方」「コロナで心を痛める日々からのセルフケア」など、コロナ禍での指針となるような情報を発信し続けています。僕と同じように、欧州各地で暮らす方々が記事執筆しており、いわゆるニュースサイトと大きく違う点は、海外在住者が生活者目線で語る場所、となっていることでしょう。