北野武が時代劇で監督復帰!構想10年、「最後の映画」覚悟か
ですが、『オフィス北野』から独立して初めての映画ということもあり、諸々の調整で想像以上に時間がかかってしまって。そのためセットで進めていた小説が先に出ることになったそうです」
■「『首』が自分の最後の作品になってもいい」
新型コロナウイルスの影響も大きく受けたようだ。
「キャスティングは、たけしさんが信頼を寄せる大物キャストをズラリとそろえました。それだけに、コロナ禍で一度撮影が延期、中止となると、多忙な役者さんたちのスケジュール調整に追われるようになったそうです。
実際、当初予定していたキャストが出演できなくなったことも。ただ、たけしさんがどうしても出てほしい人には、『この役がダメなら、こちらの役はどうでしょう?』と頼み込んだこともありました」(別の映画関係者)
クランクインは5月だという。
「1週間撮影して1週間休みのスタイルで、7月までの約6週間で撮り終える予定です。ご本人は以前から“最後は『七人の侍』みたいな映画を撮りたい”と言っています。
たけしさんは黒澤明監督を心から尊敬しています。『七人の侍』のロケ地である御殿場市内の二岡神社を、自らの作品で撮影場所に選んだこともあります。