朝ドラ60年の歴史…「主演は無理!」で抜擢された松嶋菜々子
そのほか男性を主人公として描いた作品は、第32作『ロマンス』(’84年・主演:榎木孝明)、第33作『心はいつもラムネ色』(’84年・新藤栄作)、第35作『いちばん太鼓』(’85年・岡野進一郎)、第53作『走らんか!』(’95年・三国一夫)など。
【Q3】「主演は無理!」のひとことでヒロインの座についた女優は?
第15作『水色の時』(’75年)でヒロインを演じた大竹しのぶ(当時17歳)だが、最終オーディションでは落選寸前だったとか。しかし、脚本家たちの猛烈なプッシュによって選ばれたという。松嶋菜々子は演技経験が少なく、オーディション時に「(主演は)無理だと思います」と正直に話したことが制作陣の目に留まり、第54作『ひまわり』(’96年)のヒロイン抜擢につながった。
【Q4】収録中に「ニューヨーク留学」が決まっていた人物とは?
話題を呼んだバイプレーヤーといえば、第11作『繭子ひとり』(’71年)で家政婦・田口ケイを演じた黒柳徹子。田口は劇中、アメリカで家政婦をすることを選び、ニューヨークへとたっていくが、これは黒柳自身、アメリカ留学に行くことが決まっていたことから加えられた設定だった。