くらし情報『『悪魔の棲む家』モデルとなった殺人事件の犯人、獄中で死亡』

2021年3月16日 13:13

『悪魔の棲む家』モデルとなった殺人事件の犯人、獄中で死亡

実際の事件現場となった家(写真:AP/アフロ)

実際の事件現場となった家(写真:AP/アフロ)



米ニューヨーク州のサリヴァン刑務所で終身刑に服していたロナルド・デフェオ(69)が、12日に死亡していたことがわかった。The New York Timesなど複数のメディアが報じている。

デフェオは23歳だった’74年、父母と4人の弟妹を35口径のレバーアクション・ライフルで殺害。末弟はまだ9歳だった。デフェオの弁護士は法廷で「被告人は家族が自分を殺そうとしていると思い込んでいた」と、心神喪失に状態あったと主張。結果、デフェオは6件の第2級殺人罪で有罪となり、終身刑の判決を受けた。

事件から1年経った頃、現場となった家をジョージ・ラッツ夫妻が購入した。報道によると、ラッツさんは入居の前日、神父に家の祝福(お祓い)を依頼したが、神父は見えないものに顔を叩かれ、「出て行け」という声を聞いたと話していたという。
入居直後から怪奇現象が続発し、ラッツさんはわずか28日で家を退去せざるを得なかった。「奇妙な音や声が聞こえたり、変なにおいがしたり、壁から緑色のスライム状のものが滲み出てくることもあった」といった一家の体験談は書籍化され、1979年の映画『悪魔の棲む家』の原案にもなった。

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