藤井フミヤ 絶縁恩師と34年ぶり和解!幻のデビュー曲解禁の訳
この時点で絶縁は17年にも及んでいた。芹澤さんはさらに、こんな言葉も漏らしていた。
「フミヤには、“謝ればいいんだよ”って言いたい。チェッカーズはおまえのものでもあるけど、それを支えた大勢のファンのものでもあるんだよ」
“芹澤さんの歌は、もう歌いたくない”と、言い放った手前もあったのか、チェッカーズ解散以降、藤井は『ギザギザ~』を封印し続けた。彼が恩師の“謝罪すべき”という言葉についに従ったのは、絶縁から34年後のことだった。
芹澤さんは本誌にこう明かす。
「去年の9月ごろ、フミヤ君から突然、電話が来たんですよ。初めは驚きましたね。
なんで俺の番号知っているんだって(笑)。最後に会ったのが34年前ですからねえ。後で聞いたら、共通の知人に聞いたみたいですよ。その後、少ししてから2人で食事をしました」
まさに2人にとって“涙の和解”だったようだ。
「直接的な謝罪の言葉はありませんでしたが、会ってメシ食おうって言ってきた時点で、もう私たちの間にわだかまりはないですよ。そしたら『NHKの特別番組があるのですが、出ませんか』と言うんです。『じゃあ、一緒に出てみようか』と承諾しました。