2021年5月24日 15:50
気象防災キャスター・天達さんが持ち歩く「防災グッズ」とは
「気象災害は“防げる災害”です。だから、限りなく“災害死ゼロ”を目指して、毎日の予報を伝えていきたいんです」
優しい口調のなかに、しっかりとした意志をのぞかせて語るのは、『めざまし8』(フジテレビ系)のお天気コーナーを担当する気象防災キャスターの天達武史さん。前番組『とくダネ!』の終了前に、防災士の資格も取得したという。
「テレビから流れる天気予報は、昔は“平和の象徴”だったように思います。でも今の日本は、冬以外はもはや亜熱帯で、台風やゲリラ豪雨などの気象災害が身近なうえ、地震も多発しています。これまでの常識は通用せず、防災について一人ひとりが考えて行動しなければいけない時代ですね」
私たちがふだんチェックするのは、朝の天気予報ぐらいだが……。天達さんは「たとえば僕は、災害に備えてコレをつねに持ち歩いているんです」と、ポケットからペンライトを取り出した。
「災害大国の日本では、いつどこで何が起こるかわかりません。
災害が発生すると急に真っ暗になり、周囲を確認できなくなることが多いので、まずはライトが役に立つと地震の専門家に聞いたんです」
防災士の役割には、まず自分の身を守るために必要な備えをする「自助」