ワクチン予約代行詐欺「名前教えるだけ」でも注意必要なワケ
どんな申し出でも、ひとりで即決しないことが大切です。いったんは「家族に相談する」と言って、保留にしましょう。それでも「予約枠がなくなる」などと不安をあおり決断を急かす場合は、詐欺と考えてよいでしょう。
また、2〜4月には「お金を払えば、ワクチン接種の優先順位を上げる」など、優先接種に関する詐欺が多く見られました。なかには「国境なき医師団を支援する会」などと実在の組織と似た団体名を告げるケースもあるようです。
兵庫県神河町の山名宗悟町長(62)が高齢者接種の開始日に接種したことや、愛知県西尾市がスギ薬局の会長夫妻を優先接種させようとしたことなどが問題になっていますが、「お金を払えば優先接種できる」は詐欺以外のなにものでもありません。
不安が募るのはわかりますが、ワクチン接種はもうすぐです。というのも、欧米でのワクチン接種が山場を越えたため、今後は日本への供給量が増えるはず。
感染対策を徹底して、待ちましょう。ほかにも「余ったワクチンがある」といった誘いや、「給付金が出る」など、詐欺師は混乱に乗じて、特に高齢者を狙っています。
不審な電話などがあったらすぐに、消費者ホットライン(188)