尾身会長の提言を「自主研究」苦言スルーの田村厚労相に異論噴出
参考にさせていただくものがあれば、政府の中に取り入れていくことはある」と話したという。
尾身会長の提言を“自主的な研究成果の発表”とする田村大臣。しかし感染症のエキスパートによる意見をそうして矮小化してスルーしようとすることは、はたして厚生労働大臣としてふさわしい言動だろうか?ネットでは田村大臣の発言に対し、非難が相次いでいる。
《政府分科会会長提言は「自主的な研究」ではない。利用するだけ利用し、意に反するものは認めない》
《オリンピックの開催を最優先と考えて、医学・科学の知見を否定するかのような発言です。厚生労働大臣の発言とはとうてい思えません》
《自主的な研究?なら何のための分科会だよ》
■尾身会長に対して、精神論で抗う五輪の重役たち
尾身会長の行動は、“東京オリンピック開催推進派”をざわつかせている。
「丸川珠代五輪大臣(50)は尾身会長の苦言に対して、『我々はスポーツの持つ力を信じて今までやってきた。全く別の地平から見てきた言葉をそのまま言ってもなかなか通じづらいというのは私の実感』と持論を展開しました。
また尾身会長は国会で“大会成功のためにはなるべく小規模で”とも話しました。