くらし情報『交換時の不注意や、誤った保管で「乾電池から発火」にご用心』

2021年7月1日 11:00

交換時の不注意や、誤った保管で「乾電池から発火」にご用心

予防のためには、廃棄する電池は絶縁テープ(ビニールテープ)で包み、ほかの電池や金属類と一緒に保管するのは避けることを徹底しよう。

■電池交換時の不注意が発熱につながることも

家庭内で起こる発熱・発火のリスクはリビングにも。東京都生活文化局には次のような事例が報告されている。

《テレビのリモコンに乾電池をプラス極側から入れたところ、電池ケースのばねでマイナス極側の絶縁フィルムを傷つけてしまい、3日後に発熱し、プラスチック部分が溶けた。知らないで触った子どもがやけどした》

ちょっとした不注意が招くリモコンの発熱に関して、小清水さんは次のように警告する。

「電池のマイナス極付近のフィルムが傷ついて、むき出しになった部分はプラス極なのです。そこに電池ケースのばねが触れることでショートしてしまい、電池が熱くなって、まわりの樹脂が溶けたりすることも。電極のまわりの包装を傷つけないように気をつけることも大切です」
■ 家庭用電池のタイプ別「火災の原因となりうるケースと注意点」

【角形乾電池(マンガン・アルカリ)】

〈発熱や発火を招く例〉:複数の角形電池をボタン電池と同じ容器で保管していて、その容器を動かしたときに角形電池の端子部分にボタン電池が接触して、回路ができ、ショートする。

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