2021年7月14日 11:00
IOC抵抗の最終手段?雅子さまのワクチン接種が公表されない訳
世界的なイベントですから、本来であれば世界の王族や要人を迎えて、両陛下による国際親善ができたはずでした。無観客で行われる状況ではそれも難しく、とても残念です」
宮内庁の西村泰彦長官は8日の会見で、五輪への皇室の関わりについては「調整中で、今申し上げることはない」と述べている。天皇陛下が開会式で開会宣言をする際の文言や、各国元首らを招いての祝宴、皇族方の競技観戦などはすべて未定だという。皇室担当記者は危機感をあらわにする。
「開会式は無観客といっても、バッハ会長らIOC委員や各国のVIPは国立競技場に集結するでしょう。両陛下も出席せざるをえなくなる可能性が高いです。しかし、都民に自粛が呼びかけられている中で“お偉方”と一緒に両陛下が出席されることは、“国民に寄り添う”という皇室の基本姿勢とまったく相いれません」
■なぜ天皇陛下だけが接種を公表されたのか?
いま皇室にとって危惧されるのはIOCからの“接待要求”なのだ。6月17日の首相会見では、フリージャーナリストの江川紹子氏が「バッハ会長らIOC幹部が、天皇陛下への面会を求めた場合、総理は面会に同意されるお考えでしょうか」「(両陛下に)