くらし情報『「官公庁から要望が…」シヤチハタ語る電子でも「お辞儀ハンコ」継続の理由』

2021年7月14日 06:00

「官公庁から要望が…」シヤチハタ語る電子でも「お辞儀ハンコ」継続の理由

印影に傾きをつけることができるようになったという。

今回話題になった「Shachihata Cloud」では、’20年11月から、傾けての押印ができるように。電子印鑑でも意志の表現ができることは、同月発表された河野大臣の“脱ハンコ”宣言推進の後押しとなった可能性もあるだろう。

印影の角度で表現する“意志”としては、お辞儀ハンコのように、傾けて“敬意”を表すほか、逆さにして押すことで“不本意”を示す場合があるという。ハンコで不本意を表現する状況などあるのだろうか?

「引き上げ承認と言うのですが、例えば課長不在の場合、先に部長の決裁を求めることがあります。部長の捺印がある書類に、後からハンコを捺す課長は『書類は見たけど、自分は賛成できない』という場合は“逆さに押す”ということがあるようです」

ハンコマナーといえば“上司より大きいハンコを使ってはいけない”というマナーもあるとされるがーー。

「印鑑の大きさは、それ自体に意味を持たせている場合があり、印鑑の大きさ、書体を見ただけでどの部署のどの役職の人かが分かるルールを敷いている会社もあります」

会議はオンラインに、メールはチャットに、印鑑は電子印鑑に……仕事を行うツールが変わっても、アナログ時代に築かれたマナーは残っているようだ。ちなみに、シヤチハタにはハンコに関する社内マナーはないという。

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