今年でデビュー40年!阿川佐和子さん「父との共演がきっかけに」
「照れくさいので、父は家族と出る仕事を嫌がっていたんです。なのに、引き受けたからびっくりしちゃって。写真を撮るのが、父の友人で写真家の秋山庄太郎さんだったから、『秋山さんに借金でもしているのかな』って思いました(笑)」
そのグラビアがTBSのプロデューサーの目に留まり、番組出演することに。そこから阿川さんの芸能生活がスタートした。
■「ランチョンマットで今朝ももめました(笑)」
芸能界に入ってからも結婚への思いはあった。
「子どもが欲しかったんですよ。お見合いをさんざんやったけどご縁がなかったんです。それで『もう結婚しないで生きていくのかな?』と思い始めて。
だから子どもを産める体力があるときに『結婚はできるかわからないけど、子どもだけ産むという選択肢はないかな?』と思って親にも言いましたよ。『ちょっと順番かえてもいい?』って。でも、シングルマザーという生き方は今ほど社会的に認められていませんでしたから……。養う自信もないし、その子を幸せにできる自信もないし、グズグズ悩んでいるうちに機を逃したんですね」
結婚せずに生きていくつもりになったという。しかし’17年、63歳のときに、5歳上の男性と結婚。