2021年8月18日 11:00
江原啓之が示すコロナ禍の生き方「丁寧な暮らしで未来を豊かに!」
ですから今回もそのくらい続くと覚悟したほうがいいでしょう。これを聞いて『あと1年も……』と絶望感を抱く人もいるでしょうが、暗く考えていては奈落へ沈んでしまうだけ。現実を受け止め、前向きに生きていくしかないのです」
辛抱はまだ必要だが、絶望せず、この時間をいかにしてよりよく生きるかが未来を決めるのだという江原さん。
「現代人は生きることを複雑化させすぎて、日々の暮らしを楽しむ余裕を失っていました。今こそ昔の人が営んでいた“丁寧な暮らし”を取り戻すチャンスなのです。たとえば、料理を盛り付ける器を工夫してみる。日々の着こなしを楽しんでみる。あるいはよい睡眠のために室内を整えるなど、小さなことから始めてみましょう。
家にいる時間が増えたなか、楽しみ方はいくらでもあります。不幸の数を数えずに幸せの数を数え、毎日を豊かにしてください」
そうした意味で、江原さんがいま注目している人がいる。それは、中国のビデオブロガー、リー・ズーチー(李子柒)さん。四川省の山奥の農村から、伝統文化や暮らしを伝える動画が、ユーチューブなどで世界的な人気を呼んでいる“丁寧な暮らし”の達人だ。「彼女が伝える世界観において特筆すべきなのは、決して華美ではないということ。