2021年8月22日 06:00
「24時間テレビは無理がある」医師がテレビ局のデルタ株対策に緊急警鐘
芸能人の新型コロナウイルス感染が止まらない。8月だけで、北村匠海(23)や沢村一樹(54)などすでに50人近くの芸能人が感染。またABCテレビ制作のドラマで計13名の出演者やスタッフらによるクラスター感染が起きたことも記憶に新しい。
果たして、芸能人の“主戦場”であるテレビ局の感染対策は今どうなっているのか。あるテレビ局のスタッフは声を潜めながらこう打ち明ける。
「昨年春に初めて緊急事態宣言が発出された時は、多くの番組が出演者にリモート出演をお願いし、スタッフにもスタジオで撮影する時以外はテレワークを厳命。ほとんどのドラマも宣言中は撮影をストップすることに。その後は、“撮影時間に上限を設定”“貸し切り可能な広い敷地でのみロケを行う”など“新しい制作様式”を各局内で策定していました。
しかし時間が経つにつれ、仕事の仕方もコロナ禍前に戻りつつあります。スタッフのテレワーク率も下がり、今ではロケ番組も普通にやっていますよね。ドラマの撮影ではクランクイン前に出演者・スタッフはPCR検査を受けますが、エキストラや下請けスタッフには受けさせないところもあるそうです。正直、感染対策が完璧とはとても言い難い状況だと思います」