くらし情報『「40〜50代も、半年後“3回目のワクチン接種”を」医師が警鐘』

2021年8月26日 11:00

「40〜50代も、半年後“3回目のワクチン接種”を」医師が警鐘

「40〜50代も、半年後“3回目のワクチン接種”を」医師が警鐘


「再度の接種がいずれにしても必要になってくるーー」

8月19日の記者会見で、加藤勝信官房長官は、新型コロナウイルスワクチンの“ブースター接種”に関して、唐突にこう言及した。

国民の約4割が2回目のワクチン接種を済ませた日本で、ブースター接種、すなわち“3回目の接種”の議論が急騰している。

その背景にあるのが、ワクチン先進国イスラエルの動向だ。イスラエルでは今年5月上旬までに、16歳以上の国民の6割超が2回目のワクチン接種を済ませた。すると6月に入り1日の新規感染者数が10人以下にまで激減。ところが、その後再び感染者が増えはじめている。それを受け、イスラエル政府は今月から50歳以上の人を対象に3回目のワクチン接種を開始した。

一方で、WHO(世界保健機関)は「科学的根拠なし」と3回目の接種について否定的だが……。


「日本でも、2回目の接種を済ませた人も、その後半年から1年おきのワクチン再接種が必要であると考えています」

と語るのは、国立病院機構宇都宮病院の杉山公美弥副院長だ。

「今年2〜3月に新型コロナウイルスのワクチンを接種した当病院の職員378人を対象に、2回目接種から3カ月後の時点における新型コロナウイルスの抗体価を調査しました。

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