くらし情報『親を入れる介護施設は都心と地元どっちがいい?FP教える判断基準』

2021年9月22日 11:00

親を入れる介護施設は都心と地元どっちがいい?FP教える判断基準

お父さんを都内の介護付き有料老人ホームに入所させる場合、施設利用料が月18万円+介護保険の自己負担分月5万円(要介護3、2割負担の場合)+日常生活費7万円で試算すると月30万円×54.4カ月=1,632万円かかります。

これに、東京までの呼び寄せ交通費等(鹿児島⇔東京を飛行機で移動10万円、引越し代10万円)20万円。鹿児島の実家の不用品整理30万円がまず必要です。

そして肝心なのが、実家の不動産価値。持ち家でも、不動産価値がなく、空き家として管理しなくてはならないとすると、不在になった実家の維持費として、固定資産税(都市計画税)10万円や水道光熱費(基本料金)5,000円が4.7年分、その間の家の修繕費100万円などで、合計約225万円を計上。前記の介護費用などをすべて総合すると1,857万円になります。

この金額から、お父さんの貯金や毎月の収入(年金など)を差し引いた金額を子どもたちで負担すると覚悟してください。

ただし、親の実家に不動産価値があり、売却できるとなると、金額は大きく異なります。
もし1,000万円で実家が売却できれば、その金額を介護費用に充てられ、しかも維持費の225万円が不要になります。

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