眞鍋氏のノーベル賞受賞は日本の誇り?岸田首相の賛辞に波紋
(写真:アフロ)
《眞鍋淑郎氏のノーベル物理学賞の受賞を、心からお慶び申し上げます。日本における研究活動の積み重ねをもとに、海外で活躍されている研究者の独創的な発想による真理の発見が、人類社会の持続的な発展や国際社会に大きく貢献し、世界から認められたことを、日本国民として誇りに思います》
10月5日、Twitterにこう投稿したのは岸田文雄首相(64)だ。
同日、アメリカ・プリンストン大学の上席研究員で気象学者の真鍋淑郎氏(90)がノーベル物理学賞を受賞。それを受けて冒頭のように岸田首相は賛辞を送った。
しかし、現在このツイートが波紋を呼んでいる。岸田首相は「日本国民として誇りに思う」というが、そもそも眞鍋氏は日本国籍でないためだ。
「眞鍋さんは愛媛県で生まれ、東京大学大学院の気象学博士課程を修了。そして’58年に渡米し、’70年にアメリカ国籍を取得しました。
すでに渡米から63年が経ち、国籍を変えたのも50年以上前のことです」(全国紙記者)
眞鍋氏は「なぜアメリカ国籍になったのか」を6日に開かれた記者会見で明かしている。『ハフポスト』によると「日本の人々は、いつもお互いのことを気にしている。調和を重んじる関係性を築くから」といい、「アメリカでは、他人の気持ちを気にする必要がありません」「アメリカでの暮らしは素晴らしいと思っています。おそらく、私のような研究者にとっては」と国民性の違いを語ったという。
「また眞鍋さんは、当時の日本に研究環境が整っていなかったから渡米したといいます。『国民性が合わず、研究の態勢も整っていない』と日本を離れた眞鍋さんに対して、『日本国民として誇りに思う』と呟いた岸田首相は認識がズレているような印象です。近年も研究環境が悪化し『海外に出ていく研究者がますます増えるのでは』と問題視されていますから、尚のことです」(前出・全国紙記者)
そのため岸田首相のツイートに、こんな声が上がっている。
《これは、日本国民として誇りに思ったらダメだと思います。
日本人が、日本ではなくアメリカを選んで研究活動を続けた。その状況は、むしろ日本国として恥ずべきことなのでは》
《むしろこういう研究者が魅力を感じなかった日本を変えていくのがあなたの仕事じゃないの?恥ずかしいと思いこそすれ、誇らしいはないだろ》
《何十年も前に日本を出て、アメリカで研究されてた方を政治利用する。日本がこの方にどんなサポートしてきたんだ?》
《いや、この人27歳からアメリカで研究してるんだよ?日本の功績ではないよ》
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