2021年10月21日 06:00
マツコ 実母の死から5年…自宅ゴミ屋敷化に専門家は“仮面うつ”を指摘
引退をほのめかしていた。
当時、本誌は所属事務所に取材すると、社長はマツコの胸中を、「今のキャラのままで、これからずっと将来も、というのはやっぱり難しいです。これからどうするのかを自分でも考えているところです」と代弁して話してくれた。母の死、そして将来の不安もあり、部屋は散らかり放題にーー。
■「一見元気なので、周囲からはうつ状態と気づかれにくい」
心療内科「岡田クリニック」の岡田尊司院長はマツコの言葉から「仮面うつ」の可能性を指摘する。
「『うつ』状態は明らかに周りから見ても落ち込んでいて、行動や感情が停滞します。ただ、『仮面うつ』の人は、外では元気に振る舞いながらも、家に帰ると何もできなくなってしまうのです。一見元気ですから周囲からは『うつ』状態と気づかれづらい。
マツコさんの場合は片付けという実行機能が低下しているのかもしれません」
そんなマツコの、目下の支えは90歳になる父親だという。冒頭の『怒り新党』でこう漏らしている。
「今90歳の父親がもしいなくなったら、さらにタガが外れて自分は体重が500キロぐらいになって部屋で動けなくなっているかも」
そこまで老父を思う理由は、彼がマツコのセクシュアリティを受け入れたことが大きいようだ。