司会呼称とロゴ刷新で“区別”を撤廃…「多様性」尊重の紅白に広がる賞賛
10月29日、NHKは大みそかに放送される「第72回NHK紅白歌合戦」の司会を発表した。今年は、女優の川口春奈(26)と俳優の大泉洋(48)、同局の和久田麻由子アナウンサー(32)の三人が司会を務めることに。
中でも注目を浴びたのは、司会についての“変更点”だ。これまで長年にわたり使用していた「紅組司会」「白組司会」「総合司会」という呼称を、全員「司会」に統一することに。
番組公式HPで同局は呼称変更について「番組の進行とともに、紅組白組はじめご出演いただくすべての歌手・アーティストを応援する存在」と説明。
また、今年の番組テーマは「Colorful~カラフル~」と発表。理由について、コロナ禍で日常生活が激変したことを挙げ「2021年最後の夜は世の中を少しでも『カラフル』に彩りたい、わたしたちはそうした思いを込めて、紅白をお届けします」としたうえで、「『カラフル』には、多様な価値観を認め合おうという思いも込められています。あらゆる色が集い、重なり合い、称え合い、素敵な大みそかを彩る。
それが今年の紅白です」と説明していた。
大リニューアルを敢行した今年の紅白。実はここ数年、紅白の“コンセプト”に批判的な向きが強まっていたのだ。