くらし情報『イランで視聴率90%超…世界の心に届いた『おしん』のすごさ』

2021年11月8日 06:00

イランで視聴率90%超…世界の心に届いた『おしん』のすごさ

イランで視聴率90%超…世界の心に届いた『おしん』のすごさ


住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代に大ブームとなったドラマの話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’80年代”を振り返ってみましょうーー。

「おしんが“口減らし”のため、雪の中、船に乗せられ、奉公に出されるとき、父親を演じる伊東四朗さんが叫びながら必死で追いかけるシーンは、あまりにも有名です。娘を米一俵と引き換えた父親の、複雑だけれども確かな親子の愛情を感じました」

そう話すのは世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(53)。

貧しい生活を強いられ、苦労続きの人生でも前を向き、懸命に生きていく姿を描いた女性の一代記『おしん』(’83~’84年・NHK)は、最高視聴率62.9%を記録した歴史的ドラマだ。

「小学校や中学、高校に通っていて見られなかった子どもたちも、家に帰ると母親や近所のおばさんたちが“今日のおしん”を話題にしていたので、自然とストーリーを理解できていました」

このころ青春時代を過ごしていた世代の多くは、すでに“豊かな生活”を享受し始めていたが、その“豊かさ”と引き換えに、何か大事なものを失っているのではないかと疑問に感じてもいた。

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